
ご苦労様ですとお疲れ様です。
2つとも良く聞く言葉ですよね。
この言葉、あなたはどんな時に使っていますか?
実はこの2つには使い分けが必要なんです。
2つの違いと意味を知って正しい使い方をしましょう。
ご苦労様ですとお疲れ様ですの言葉にはどんな意味がある?
「ご苦労様です」と「お疲れ様です」という言葉がありますね。
簡単に「ご苦労様」「お疲れ様」と、「です」をつけずに気軽に使っているのを聞いたりすることもないでしょうか?
この2つの言葉はどちらにも、「相手をねぎらう」という意味が込められています。
疲れましたよね。と相手をいたわる気持ちですね。
ご苦労様とはその昔、役職や役目で苦労することへの、ねぎらいの言葉だったと言われています。
体力を使って疲れるだけでなく、心身ともに苦労する役職の人などへです。
お疲れ様の方は仕事などが終わった時にする、挨拶ような言葉として用いられてきました。
ですが現在では使い方がちょっと違ってきていて、社会人になってからこれを知っておかないと、恥ずかしい思いをすることも出てくるかもしれません。
ご苦労様ですとお疲れ様ですはそれぞれどんな時に使うといいのか?
使い分け方について知っておきましょう。
ご苦労様ですとお疲れ様ですの使い分け方は?
ご苦労様ですとお疲れ様ですは、近年では一般にこのように使われています。
・ご苦労様です
同僚や年下、目下(部下など)に対して
・お疲れ様です
上司や年上、目上の人に対して
この使い方が年々当たり前のようになってきているので、社会人になったらこのようにねぎらいの言葉をかけるようにするとよいですね。
この人にはこうで、あの人にはこうで・・・何だかよくわからないわ、という場合は、「お疲れ様です」という言葉を同僚にも使ってもいいと思いますよ。
同僚にはですをつけなくてもよさそうですが、間違っても上司に「お疲れ様」と、ですをつけずには言わないようにしましょう。
2つの言葉の使い分け方は色んな場面で考えるとちょっと難しいのです。
例えば、
荷物を届けてくれる運送屋の人や郵便配達の人。
新聞配達をしてくれる人など・・・
見るからに自分より年上でも、普通は「ご苦労様です」と声をかけますよね。
お疲れさまですと言っても間違いではないのかもしれませんが、配達員の人に「お疲れさまです」と言うのは聞いたことがありませんし、ちょっと違和感があるような気もします^^;
私が若い頃、大企業ではありませんが、会社内全ての人が全員「ご苦労様です」と声を掛け合っていました。
上司が部下に言う時は「ご苦労様」と、ですをつけずに言うのが一般的だったように思います。
ですが時代の中で生きていくのが「人」ですから、今の時代の使い分け方に合わせた方が無難に思います。
ご苦労様ですとお疲れ様ですの使い分け方のまとめ
ご苦労様ですやお疲れ様ですは、ねぎらいの意味で使われる言葉です。
現代ではご苦労様ですとお疲れ様ですの言葉を、ご苦労様ですは同僚や目下の人に、お疲れさまですは上司や目上の人に対して言うのが一般的な使い方になっています。
社会人になったら会社の中では、このように使っておくとよいでしょう。
混乱してしまいそうな人は、同僚や目下の人にも「お疲れさまです」の言葉を使っておけば差し障りなさそうです。

