
スズメは、私たちのすぐそばで暮らしている、もっとも身近な野鳥のひとつです。
朝、窓の外から「チュンチュン」という声が聞こえてきて、なんだか心が癒された経験はありませんか?
普段は何気なく聞いているスズメの鳴き声ですが、実は「チュンチュン」だけでなく、「ジジジ」「チチチチ」など、さまざまな鳴き方があります。
これらの声は、仲間との連絡や危険の知らせ、ヒナが親鳥に餌をねだる場面などで使われています。
ただし、スズメの気持ちを声だけで正確に読み取ることはできません。同じように聞こえる声でも、周囲の状況によって役割が異なることがあります。
まずは、身近で聞こえる5つの鳴き声と、考えられる意味を一覧表で見てみましょう。
| 鳴き声 | 考えられる意味や使われる場面 |
|---|---|
| チュンチュン | 仲間との連絡や日常的なやり取り |
| ピヨピヨ | ヒナが親鳥に餌をねだる声など |
| ジジジ | 警戒や威嚇が考えられる場面 |
| チチチチ | 仲間同士の短いやり取りなど |
| ピー | 高い声の一例。意味は周囲の状況によって異なる |
※この5種類は、鳴き声を初心者にもわかりやすく紹介するための擬音による分類です。学術的な分類とは異なり、鳴き方と意味が必ず一対一で対応するわけではありません。
この記事では、スズメの鳴き声の意味を詳しく解説するとともに、朝や季節による違い、観察のコツ、科学的な研究、スピリチュアルな捉え方まで紹介します。
親子での野鳥観察や、身近な自然にもっと関心を持つきっかけになれば嬉しいです。
スズメの鳴き声5パターンとその意味を解説

スズメは、茶色い羽と黒いくちばし、ほおの黒い斑点が特徴の小さな野鳥です。
公園や住宅街、庭先など、人間の生活に近い場所で暮らしており、人家の軒下などに巣を作ることもあります。
そんなスズメにとって、鳴き声は仲間と情報をやり取りする大切な手段です。
ここでは、日常で耳にしやすい5つの鳴き方について、それぞれの特徴と考えられる意味を見ていきましょう。
① チュンチュンと鳴く意味は?仲間との連絡や周囲の確認
スズメといえば、やはり「チュンチュン」という鳴き声を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
このような短い声は、スズメが日常生活の中で使う代表的な鳴き方です。
仲間と連絡を取り合ったり、互いの存在を確認したりする場面などで使われます。
例えば、庭先に数羽のスズメが集まっているとき、1羽が「チュン」と鳴くと、別のスズメも続いて鳴くことがあります。
こうしたやり取りは、仲間同士のコミュニケーションのひとつと考えられます。
ただし、「チュンチュン」は必ずしも安心しているサインとは限りません。
少し離れたところから周囲をうかがっている場合もあれば、ほかのスズメに反応して鳴いている場合もあります。
鳴き声が聞こえたら、スズメが何をしているのかも一緒に観察してみてくださいね。
② ピヨピヨと鳴く意味は?ヒナが親鳥に餌をねだる声
「ピヨピヨ」と聞こえるような高い声は、ヒナや若鳥を観察するときに注目したい鳴き方です。
特にヒナは、親鳥に餌をねだる際に特徴的な声を出します。
親スズメが食べ物をくわえて戻ってくると、ヒナが口を大きく開け、鳴きながら餌を要求する様子が見られます。
人間には、甘えているように聞こえるかもしれませんね。
ただし、ヒナの実際の鳴き声は、必ずしも「ピヨピヨ」と聞こえるとは限りません。
日本野鳥の会では、子育て中のヒナの声を「シリッ、シリッ」と表現しています。
また、巣立ち後の若鳥が親鳥について回り、餌をもらう姿を見かけることもあります。
そんな場面に出会ったら、親鳥とヒナがどのように声を交わしているのか、離れた場所からそっと観察してみましょう。
③ ジジジと鳴く意味は?警戒や威嚇のサイン
スズメが「ジジジ」「ジュジュジュ」といった濁った声を出しているときは、周囲の様子を確認してみてください。
危険を感じて警戒している場合や、ほかのスズメを威嚇している場合などが考えられます。
例えば、庭に猫が近づいてきたときや、カラスが近くを飛んでいるときなどです。
一方、餌をめぐってスズメ同士が争っている場面でも、激しい声が聞こえることがあります。
そのため、濁った鳴き声が聞こえたからといって、必ず外敵がいるとは限りません。
見分けるときは、次のような行動に注目してみましょう。
- 周囲を見回したり、一斉に飛び立ったりしているなら、警戒している可能性があります。
- ほかのスズメに向かって接近し、追い払うような動きをしているなら、威嚇や争いが考えられます。
スズメが強く警戒している様子なら、近づかず、静かに見守ることが大切です。
④ チチチチと鳴く意味は?仲間とのコミュニケーション
「チチチチ」という細かい声が続けて聞こえることもあります。
複数のスズメが近くにいる場合は、仲間同士のやり取りに使われている可能性があります。
スズメは群れで行動することがあり、餌を探したり、休んだり、ねぐらへ移動したりする際にも声を出します。
そんなとき、短い声があちこちから聞こえてくる様子は、まるでスズメたちがおしゃべりしているようです。
ただし、「チチチチ」という擬音だけで、特定の意味を決めることはできません。
「チュンチュン」との聞こえ方の違いも、人によって感じ方が異なります。
実際の声を録音し、鳴いていたときの行動と照らし合わせると、少しずつ特徴をつかみやすくなるでしょう。
⑤ ピーと高く鳴く意味は?声だけでは判断できない場合も
スズメの声が「ピー」と高く聞こえることもあるかもしれません。
こうした声を聞いたときは、まず本当にスズメが鳴いているのか確認してみましょう。
身近な野鳥には、スズメよりも細く、高い声を出す種類もいるためです。
また、スズメの声だったとしても、高い声だから興奮している、求愛している、と断定することはできません。
鳴いているときに、ほかのスズメを追いかけているのか、枝にとまっているのか、何かを警戒しているのかによって、考えられる役割は変わってきます。
鳴き声の意味を知りたいときは、音の高さだけでなく、鳴く長さや回数、周囲の様子にも注目してみてください。
スズメの鳴き声には地鳴きとさえずりがある

野鳥の鳴き声について調べていると、「地鳴き(じなき)」や「さえずり」という言葉を見かけることがあります。
どちらも鳥が出す声ですが、一般的には役割や使われる場面に違いがあります。
スズメの声を理解するためにも、基本的な特徴を知っておきましょう。
地鳴きとは?普段の生活で使う鳴き声
地鳴きとは、鳥が日常生活のさまざまな場面で使う声のことです。
スズメの場合、仲間との連絡や警戒などに関係する声が含まれます。
普段よく耳にする「チュン」という声も、このような日常的な鳴き声のひとつです。
短く鳴くこともあれば、何度も繰り返すこともあります。
例えば、公園の植え込みで数羽のスズメが餌を探しているときに聞こえる声を、少し離れた場所から聞いてみてください。
ほかのスズメが近づいたときや、突然何かが動いたときに、声の出し方が変わることもあります。
日常の鳴き声を観察するときは、音そのものだけでなく、何が起きたときに鳴いたのかを記録すると面白いですよ。
さえずりとは?繁殖期に聞こえるオスの声
さえずりは、一般的に繁殖期の求愛や縄張りに関わる声を指します。
美しい声で長く鳴く野鳥も多いですが、スズメのさえずりは、ほかの鳥ほど複雑ではありません。
日本野鳥の会によると、スズメのオスは2月頃から「チッ、チョン、チ」といった声でメスに求愛します。
春先に、1羽のスズメが同じ場所で繰り返し鳴いている場合は、こうした行動が関係していることも考えられます。
ただし、スズメが鳴いているからといって、すべてが求愛のためとは限りません。
さえずりと日常の声を聞き比べながら、季節による違いも楽しんでみましょう。
スズメが鳴く理由は朝や季節によって変わる?

スズメの鳴き声は、一年中まったく同じように聞こえるわけではありません。
朝や夕方などの時間帯に加え、春夏の子育てや秋冬の群れでの生活によっても、観察できる行動が変わります。
ここでは、季節や時間帯ごとの特徴を紹介します。
スズメが朝にチュンチュン鳴くのはなぜ?
朝になると、窓の外からスズメの声が聞こえてくることがありますよね。
朝はスズメが活動を始め、餌を探したり、仲間と連絡を取り合ったりする時間帯です。
そのため、周囲にスズメが多く暮らしている場所では、朝の鳴き声が目立つことがあります。
また、繁殖期には、オスのさえずりや親子のやり取りが聞こえる場合もあります。
ただし、朝の「チュンチュン」がすべて同じ意味を持つわけではありません。
餌を探しているのか、仲間を呼んでいるのか、周囲を警戒しているのかは、そのときの行動も合わせて確認する必要があります。
いつもの時間に窓の外を眺めてみると、スズメたちの朝の過ごし方が少しずつ見えてくるかもしれませんね。
春から夏は繁殖期!求愛やヒナの声が聞こえることも
春から夏にかけては、スズメの子育てが観察できる季節です。
オスがメスに求愛したり、親鳥が巣作りをしたり、ヒナのために餌を運んだりする様子が見られます。
人家の屋根や建物のすき間などに巣を作ることもあるため、住宅街でも子育て中のスズメに出会うことがあります。
ヒナが成長すると、親鳥の後をついて回りながら、餌をねだる姿が見られる場合も。
この時期は、親鳥とヒナの鳴き声を聞き比べるよい機会です。
ただし、巣の近くで長時間観察すると、親鳥に負担をかけることがあります。
巣やヒナを見つけても近づきすぎず、静かに見守ってあげてくださいね。
秋から冬の鳴き声は?群れで生活するスズメの行動
秋になると、その年に生まれた若鳥も成長し、スズメが大きな群れを作る様子が見られるようになります。
昼間は田んぼや草地などで餌を探し、夕方になると集団でねぐらへ戻ることがあります。
日本野鳥の会でも、秋冬には街路樹や竹林などのねぐらから、たくさんのスズメの声が聞こえる様子が紹介されています。
夕方、木の中から「チュンチュン」とにぎやかな声が聞こえたら、スズメたちが集まっているのかもしれません。
冬には、寒さをしのぐために羽を膨らませた、いわゆる「ふくら雀」の姿が見られることもあります。
季節によって鳴き声だけでなく、群れの大きさや過ごし方が変わる点にも注目してみましょう。
スズメの鳴き声を聞き分けるための3つのポイント

スズメの鳴き声は、最初から正確に聞き分けようとしなくても大丈夫です。
大切なのは、実際の声を何度も聞きながら、鳴いているときの様子を観察すること。
ここでは、初心者でも始めやすい3つのポイントを紹介します。
① 鳴き声だけでなく、周囲の状況や行動も観察する
スズメの気持ちを理解したいときは、鳴き声だけに注目するのではなく、体の動きや周囲の様子も確認しましょう。
例えば、「ジジジ」という声が聞こえたとき、近くに猫やカラスがいないか確認してみてください。
ほかのスズメに向かって声を出しているなら、餌や場所をめぐる争いが起きている可能性もあります。
また、群れで餌を探しているときと、枝の上で周囲を見回しているときでは、同じような声でも役割が異なる場合があります。
観察するときは、「どんな声だったか」「何をしていたか」「近くに何がいたか」をセットで覚えておくと、鳴き声への理解が深まります。
② ほかの身近な野鳥との鳴き声の違いを知る
「スズメが鳴いていると思ったら、実は別の鳥だった」ということもあります。
特に、スズメと同じように住宅街や公園で見かけるシジュウカラやメジロは、声を聞き比べると違いがわかりやすい野鳥です。
| 野鳥の種類 | 鳴き声の特徴 |
|---|---|
| スズメ | 「チュン」「ジジ」など、短い声や濁った声 |
| シジュウカラ | 「ツーピー」「ツツピー」といった繰り返しのさえずり |
| メジロ | 「チィー」という地鳴きや、長く複雑なさえずり |
鳴き声の表現は、日本野鳥の会の野鳥図鑑を参考にしています。
声だけでは判断が難しい場合は、鳥の姿も確認してみましょう。
スズメには茶色い頭とほおの黒い斑点があり、シジュウカラには白いほおと胸の黒い模様があります。
メジロは緑色の体と、目の周りの白い輪が特徴です。
姿と鳴き声を一緒に覚えていくと、身近な野鳥観察がさらに楽しくなりますよ。
③ 音声や動画を聞き、スマホで鳴き声を記録する
スズメの鳴き声をもっと詳しく知りたい方は、音声や動画を活用してみましょう。
日本野鳥の会の「BIRD FAN」では、スズメをはじめとする野鳥の鳴き声を聞くことができます。
実際の音声を聞いてから観察すると、声の特徴をつかみやすくなります。
また、スマートフォンの録音機能を使って、自分で鳴き声を記録するのもおすすめです。
録音するときは、できるだけ静かな場所で、スズメから十分に距離を取るようにしましょう。
後から聞き返してみると、その場では気づかなかった小さな声が聞こえるかもしれません。
録音した日時や場所、スズメの行動もメモしておけば、観察記録として残せます。
お子さんと一緒に聞き返して、「この声は何をしていたときかな?」と考えるのも楽しそうですね。
なお、スズメを近くに呼び寄せるために録音した鳴き声を再生することは避けましょう。野鳥に警戒や縄張り防衛の行動を起こさせ、負担をかけるおそれがあります。
スズメの鳴き声はどこまで研究されている?

スズメは、昔から私たちの生活に寄り添ってきた野鳥です。
童話やわらべうたにも登場するほど親しみ深い存在ですが、その鳴き声には、まだ十分にわかっていない部分もあります。
近年では、鳴き声の音の特徴を分析し、どのような行動と結びついているのかを調べる研究も行われています。
スズメの鳴き声はどんなふうに研究されている?
日本野鳥の会の野鳥図鑑では、スズメは「チュン」「ジジ」など、さまざまな声を出す鳥として紹介されています。
また、春にはオスが求愛のためにさえずり、子育て中にはヒナが親鳥に餌をねだる声も聞かれます。
スズメの声には、鳴いている場面によってさまざまな役割があるのですね。
ただし、この記事で紹介した「チュンチュン」「ピヨピヨ」などの5パターンは、聞こえ方をわかりやすくまとめたもので、研究上の分類とそのまま対応するものではありません。
さらに、2025年には都市の騒音とスズメの鳴き声の関係を調べた研究も発表されました。日本の科学技術振興機構(JST)が運営する「J-GLOBAL」では、この研究の論文情報を日本語で確認できます。
このように、スズメの鳴き声は、仲間とのやり取りや周囲の環境との関係からも研究されています。
身近な存在だからこそ、これからの研究にも注目していきたいところです。
鳴き声には個体差がある?声だけで気持ちを判断できる?
スズメの鳴き声をよく聞いてみると、同じ種類の声でも、長さや高さ、鳴く回数に違いがあることに気づくかもしれません。
こうした違いには、鳴いている場面や周囲の環境など、さまざまな要因が関わると考えられます。
ただし、声の違いを聞いただけで、特定のスズメの性格や気持ちまでわかるわけではありません。
例えば、「ジジジ」と鳴いているから怒っている、「チュンチュン」と鳴いているから安心している、と単純に判断することは難しいのです。
また、近くにいるほかの鳥が警戒音に反応する場合もありますが、声が聞こえたというだけで、周囲の鳥にどのような情報が伝わったのかを判断することはできません。
スズメの鳴き声を理解するときは、音の特徴だけでなく、周囲の状況や行動を合わせて考えることが大切です。
「今の鳴き声にはどんな意味があったのかな?」と想像しながら観察することも、野鳥を見る楽しみのひとつですね。
スズメの鳴き声にスピリチュアルな意味はある?
スズメは古くから人々の身近に暮らしてきた鳥であり、文化的にも親しまれてきた存在です。
そのため、スズメの鳴き声に特別な意味を感じる方もいるかもしれません。
スピリチュアルな解釈の中には、スズメの鳴き声を「新しい出会いの前触れ」や「日常に小さな幸運が訪れるサイン」として捉える考え方もあります。
例えば、朝、気持ちのよいスズメの声が聞こえてきたら、なんだか一日が明るく始まりそうな気がしますよね。
一方で、スズメの鳴き声が未来の出来事を予告しているという科学的な根拠はありません。
鳴き声の生物学的な役割と、スピリチュアルな解釈は分けて考える必要があります。
それでも、身近な自然の音に耳を傾け、前向きな気持ちになることは、日常の小さな楽しみになるでしょう。
スズメの声が聞こえたら、少しだけ周囲を見渡してみるのもよいかもしれませんね。
スズメの鳴き声についてよくある疑問

ここまで、スズメの代表的な鳴き声とその意味について紹介してきました。
しかし、実際にスズメを観察していると、「どうして近づいてくるの?」「急に静かになったのはなぜ?」など、気になることもありますよね。
ここでは、そんな身近な疑問について解説します。
スズメが鳴きながら近づいてくるのはなぜ?
庭先などでスズメが鳴きながら近づいてくると、「何かを伝えようとしているのかな?」と思うかもしれません。
しかし、鳴きながら近づいてくる理由は、そのときの状況によって異なります。
例えば、人の近くに食べ物が落ちていて、それを探しに来ている場合も考えられます。
また、たまたまスズメの移動する方向に人がいたということもあるでしょう。
人に慣れたスズメであっても、鳴きながら近づいてきたからといって、好意や特別なメッセージを示しているとは限りません。
かわいいからといって手を伸ばしたり、無理に近づいたりせず、自然な行動をそっと見守ってあげましょう。
スズメが突然鳴きやむのは危険のサイン?
さっきまでにぎやかに鳴いていたスズメたちが、突然静かになることがあります。
そんなときは、周囲の環境に変化がなかったか確認してみましょう。
猫やカラスなどが近づいてきたため、警戒している可能性があります。
一方、群れが別の場所へ移動したり、活動を変えたりしただけの場合もあります。
そのため、突然鳴きやんだからといって、必ず危険が迫っているとは限りません。
静かになった理由を知りたいときは、スズメが飛び立ったのか、近くの枝に残っているのか、周囲を見回しているのかなどを観察してみてください。
危険を感じている様子なら、こちらも近づかず、落ち着くまで距離を保ちましょう。
スズメの鳴き声がうるさいときはどうすればいい?
スズメの鳴き声はかわいらしいものですが、早朝から何羽も集まって鳴いていると、気になってしまうこともありますよね。
特に、家の近くに巣やねぐらがある場合は、鳴き声が大きく聞こえることがあります。
そんなときは、まず何が原因で声が集中しているのかを確認しましょう。
繁殖期の鳴き声なのか、夕方に集まる群れの声なのかによっても、状況は異なります。
また、野鳥を追い払うために巣を壊したり、ヒナを移動させたりすることは避けてください。
窓を閉めるなど、スズメに負担をかけない範囲で対策を考えることも大切です。
鳴き声が気になる理由や対処法については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
スズメの鳴き声を観察して身近な自然を楽しもう
スズメの鳴き声について少し知識が増えると、普段の散歩や庭先での時間が、これまでとは違って感じられるかもしれません。
特別な道具がなくても、野鳥観察は気軽に始められます。
ここでは、スズメの鳴き声を楽しむための場所や、親子での観察方法を紹介します。
観察におすすめの場所と時間帯
スズメの鳴き声を観察するなら、公園や神社、住宅街の植え込みなどがおすすめです。
人間の暮らしに近い場所で生活しているため、意外と身近なところで出会えます。
朝は活動を始めるスズメの姿を、夕方には群れで集まる様子を観察できることがあります。
春から夏には、親鳥がヒナのために餌を運ぶ場面に出会えるかもしれません。
また、秋から冬には、たくさんのスズメが集まるねぐらの様子も観察の対象になります。
ただし、季節や地域、その日の天候によって、見られる行動は異なります。
同じ場所を何度か訪れてみると、スズメの行動や鳴き声の変化にも気づきやすくなりますよ。
親子で楽しむ野鳥観察と記録のコツ
スズメの観察は、お子さんと一緒に自然に親しむきっかけにもなります。
まずは、近くにいるスズメの声を聞いて、「どんなふうに鳴いているかな?」と話してみましょう。
小さなメモ帳を用意して、聞こえた声やスズメの行動を書き残すのもおすすめです。
例えば、「朝、庭で3羽がチュンチュン鳴いていた」「公園でヒナが親鳥について歩いていた」など、簡単な記録で十分です。
スマートフォンで録音しておけば、後から親子で聞き返すこともできます。
地域のバードウォッチングイベントなどに参加すると、ほかの野鳥にも興味が広がるかもしれませんね。
なお、観察するときはスズメとの距離を大切にしましょう。
特に子育て中のスズメは、人が近づくことで警戒する場合があります。
また、スズメと仲良くなりたいからといって、むやみに餌を与えることもおすすめできません。
スズメへの餌やりについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:スズメの餌やり、実は危険?知っておくべき5つの理由
スズメの自然な姿を尊重しながら、無理のない範囲で観察を楽しんでくださいね。
まとめ:スズメの鳴き声の意味を知って身近な自然を楽しもう
スズメの鳴き声には、仲間との連絡や警戒、ヒナによる餌の要求など、さまざまな役割があります。
いつも聞こえてくる「チュンチュン」という声も、スズメたちにとっては大切なコミュニケーションのひとつです。
また、「ジジジ」という声が聞こえたときは、周囲を警戒している場合や、ほかのスズメを威嚇している場合などが考えられます。
ただし、鳴き声の意味を正確に知るためには、声だけでなく、スズメの行動や周囲の状況も確認することが大切です。
これからは、スズメの声が聞こえたら、少しだけ立ち止まって耳を傾けてみませんか?
普段は気づかなかった行動や、季節による違いを発見できるかもしれません。
お子さんと一緒に観察したり、鳴き声を録音して聞き返したりするのもおすすめです。
身近なスズメの小さな声をきっかけに、自然とのつながりをもっと楽しんでみてくださいね。
参考資料:

