
夏のレジャーやアウトドアを楽しむ季節になると、気になるのが「アブ」の存在。
キャンプや川遊び、釣りなどをしていると、突然大きな羽音とともに近づいてきて、「どうしたら寄ってこなくなるの?」と困ってしまうこともありますよね。
アブに刺されると痛みを感じやすく、その後に赤みや腫れ、かゆみが続くこともあります。
特に小さなお子さんと一緒に出かける場合は、できるだけ刺される前にしっかり対策しておきたいところです。
この記事では「アブ 虫除け」をテーマに、
- アブ対策では何をすればいいのか
- 虫除けスプレーはどう選ぶのか
- キャンプや川遊びではどう対策するのか
- アブが寄ってきたときはどうするのか
- 刺されてしまったらどうすればいいのか
などをまとめてご紹介します。
アブ対策は、ひとつのグッズだけに頼るよりも、虫除け・服装・行動を組み合わせることが大切です。
ぜひ夏のお出かけ前にチェックしてみてくださいね。
アブの虫除けは何が効果的?まず結論

アブをできるだけ寄せ付けないためには、
- 「虫除け剤を使う」
- 「肌の露出を減らす」
- 「アブが集まりやすい場所では長居しない」
という複数の対策を組み合わせるのがおすすめです。
虫除けスプレーだけ使えば絶対に刺されない、というわけではありません。
反対に、長袖・長ズボンだけでも、手首や首元など露出している部分を狙われる可能性があります。
そのため、アウトドアでは「虫除け剤+服装+その場での行動」をセットで考えておくと安心です。
アブ対策は「虫除け+服装+行動」の組み合わせが基本
まず用意しておきたいのが、アブが適用害虫として表示されている虫除け剤です。
そのうえで、長袖や長ズボンなどを使って肌の露出を少なくしておきましょう。
さらに、アブが何匹も飛び回っているような場所では、「せっかく来たから」と無理にその場に居続けないことも大切です。
特に川辺やキャンプ場などでは、場所を少し移動するだけで状況が変わることもあります。
子ども連れなら何を優先する?
小さなお子さんの場合は、大人と同じ虫除け剤を何となく使うのではなく、必ず商品の対象年齢や使用方法を確認しましょう。
ディートを含む製品には、濃度などによって子どもへの使用回数や年齢に注意が必要なものがあります。
一方、イカリジンを使用した製品も販売されています。
どちらを選ぶ場合でも「子どもだからこの成分なら何でも大丈夫」と考えず、その商品の表示どおりに使用することが大切です。
子ども自身にスプレーさせず、大人が手に取ってから塗るなど、目や口に入らないよう注意してくださいね。
アブを寄せ付けないために知っておきたい基本

アブ対策をするなら、まずアブがどのような虫なのかを知っておくと対策しやすくなります。
どんな場所で出会いやすいのか、どのような刺激に反応するのかを知っておくだけでも、アウトドア中の行動が変わってきますよ。
アブとは?特徴と生息しやすい場所
アブはハエによく似た見た目をしていますが、ハエよりも大きく、がっしりとした体つきをしている種類が多い虫です。
飛んでくると「ブーン」という大きな羽音がするため、音で気づく方も多いと思います。
種類によって違いはありますが、夏場は特に見かける機会が増えます。
川や沢、森林、牧場など自然の多い場所で遭遇しやすく、キャンプや川遊び、釣りなどでは注意しておきたい虫のひとつです。
吸血する種類では、主にメスが人や動物から吸血します。
アブが多い時期・時間帯・場所
アブは、特に夏のアウトドアシーズンに注意したい虫です。
元の記事でもご紹介していたように、6月~9月ごろは遭遇する機会が増えやすくなります。
ただし、「必ず朝だけ」「夕方だけ」のように活動時間を一律に決めることはできません。
種類や地域、気温、天候によって活動状況は変わるため、川遊びやキャンプをしている間は時間帯にかかわらず注意しておく方が安心です。
特に周囲で何匹も飛んでいる場合は、その場所自体にアブが多い可能性があります。
なぜ人や車に寄ってくるの?
アブは、人や動物の体温、呼吸から出る二酸化炭素、汗やにおいなど、さまざまな刺激を手がかりに近づいてくると考えられています。
アウトドア中に汗をかいた状態でいると、何度追い払ってもまた近づいてくるように感じることがあります。
また、駐車した車の周辺にアブが集まり、ドアを開けた瞬間に車内へ入ってくることもあります。
車から降りるときに周囲をアブが飛んでいる場合は、慌てて何度もドアを開閉せず、周囲の状況を確認してから乗り降りしましょう。
アブに狙われやすい服装や色
元の記事でもご紹介したように、アブ対策では黒や紺などの濃い色を避け、白やベージュなど明るめの服を選ぶ方法があります。
また、色だけでなく肌を露出しすぎないことも重要です。
長袖シャツや長ズボン、靴下などを使って、できるだけ刺される部分を減らしておきましょう。
ただし真夏は暑くなるので、熱中症にならないよう通気性のよい服を選ぶことも忘れないでくださいね。
アブとブヨの違い
アブとブヨは、どちらも夏のアウトドアで気になる虫ですが、見た目や刺されたときの感じ方に違いがあります。
アブは比較的大きく、刺された瞬間に痛みを感じることがあります。
一方、ブヨはアブよりもかなり小さく、刺された直後よりも、しばらくしてから強いかゆみや腫れが出て気づくこともあります。
どちらも川や山などで遭遇する可能性があるため、アウトドアではアブだけでなくブヨ対策も考えておくと安心です。
アブに効く虫除けスプレーの選び方

「虫除けスプレーなら何でもアブに効く」と思ってしまいがちですが、商品によって対象となる虫は異なります。
アブ対策として選ぶ場合は、パッケージなどに記載されている「適用害虫」をチェックし、アブが含まれている製品を選びましょう。
実際に市販されているイカリジン配合製品にも、アブを適用害虫としているものがあります。
ディートとイカリジンの違い
虫除け剤でよく見かける有効成分が「ディート」と「イカリジン」です。
どちらも虫除け剤に使われていますが、使用できる年齢や回数などの注意事項は製品によって異なります。
特にディート製品は、濃度によって12歳未満には使用できないものもあります。
イカリジン配合製品についても、子どもに使用するときは大人が塗るなど、商品の使用方法を守ることが大切です。
「ディートとイカリジンのどちらが絶対に強い」と決めるよりも、
- 誰が使うのか
- どれくらい外にいるのか
- どの虫を防ぎたいのか
- 商品の適用害虫にアブが入っているか
を確認して選びましょう。
アブ対策用スプレーを選ぶときの確認ポイント
購入するときは、まず「アブ」が対象害虫として書かれているか確認します。
そのうえで、
- 使用できる年齢
- 塗り直しの目安
- 肌に使えるのか、衣類にも使えるのか
- 使用してはいけない場所
なども確認しておきましょう。
家族で1本を共用したい場合は、特に子どもの年齢に合っているかチェックしてくださいね。
虫除けスプレーの効果的な使い方
虫除け剤は、一部だけに少量つけるのではなく、商品の説明に従ってムラができないよう使用します。
汗をたくさんかいたり、水遊びをしたり、タオルで肌を拭いたりすると、虫除け剤が落ちてしまうことがあります。
厚生労働省も、忌避剤は雨や発汗などで持続性が低下するため、製品の用法・用量に従い必要に応じて再使用することを案内しています。
以前の記事では「2~3時間ごと」としていましたが、すべての商品を一律に同じ時間で塗り直すのではなく、使用している製品の表示を確認する方が安心です。
虫除けスプレーが効かないと感じる原因
虫除け剤を使っているのにアブが寄ってくると、「全然効いていないのでは?」と思うことがありますよね。
そんなときは、
- アブが適用害虫に入っていない
- 塗りムラがある
- 汗や水で流れてしまった
- 長時間たって効果が弱くなった
- 露出している部分を塗り忘れている
などがないか確認してみましょう。
また、虫除け剤はアブを完全に消してくれる殺虫剤ではありません。
虫除け剤だけに頼らず、服装や場所の移動なども組み合わせて対策することが大切です。
アブ対策に使える虫除けグッズ

アブ対策にはスプレー以外にもさまざまなグッズがあります。
ただし、どれか1つだけで完全に防げると考えず、用途に合わせて取り入れていきましょう。
肌に使う虫除けスプレー
もっとも取り入れやすいのが、肌に直接使える虫除け剤です。
元の記事で紹介していた「スキンベープ」のように、アブを適用害虫としている製品もあります。
購入するときは商品名だけで選ばず、必ず現在販売されている商品の表示を確認してくださいね。
アウトドアに持って行くなら、家で使う大きめサイズとは別に、持ち運びやすいサイズを用意しておくのも便利です。
オニヤンマ型の虫除けグッズ
最近よく見かけるのが、オニヤンマの姿を再現した虫除けグッズです。
帽子やリュック、洋服などにつけられ、薬剤や電池を使わない手軽さから人気があります。
ただし、「つけているだけでアブが必ず逃げる」と考えるのはおすすめできません。
使用した人によって感じ方にも差があるため、あくまで補助的なアイテムとして使い、虫除け剤や服装などの対策も一緒に行いましょう。
虫除け線香・防虫香などの空間対策
キャンプ場では、虫除け線香や防虫香などをテントやタープの周辺で使用する方もいます。
ここでも注意したいのが「その商品が何の虫を対象にしているか」です。
蚊に対する商品だからといって、必ずアブにも同じ効果があるとは限りません。
購入するときは対象害虫を確認し、使用場所や火気に関する注意事項も守りましょう。
長袖・長ズボンなど服装による対策
薬剤を使うだけでなく、肌を物理的に隠すことも大切な対策です。
長袖・長ズボンに加え、靴下や帽子なども活用しましょう。
ただし、袖口や首元などに隙間があると虫が入り込むことがあります。
アウトドア用の薄手で通気性がよい衣類なら、真夏でも比較的取り入れやすいですよ。
キャンプ・川遊び・釣りでできるアブ対策

アブと遭遇しやすいのが、キャンプや川遊び、釣りなど自然の中で過ごす場面です。
出かける前から準備しておくと、現地で慌てずに済みます。
出かける前にしておきたい対策
まずは虫除け剤を忘れずに持って行きましょう。
現地についてから探すのではなく、自宅を出る前に使用し、持ち歩けるようバッグにも入れておくと安心です。
服装は肌の露出が少ないものを選び、着替えもあると便利です。
汗で服が濡れたままになった場合も着替えられます。
さらに、
- 虫除け剤
- 長袖の羽織り
- タオル
- 虫刺され用の薬
- 保冷できるもの
などをひとまとめにしておくと、家族でのお出かけでも使いやすいですよ。
テントやタープ周辺での対策
キャンプでは、人の肌だけでなく「過ごす場所全体」で対策することも大切です。
テントの出入り口を開けっぱなしにしない、メッシュ部分を活用する、食事スペースや荷物周辺に虫が集まっていないか確認するなど、ちょっとした行動でも侵入を減らしやすくなります。
空間用の虫除け製品を使用する場合は、屋外用かどうか、対象害虫は何かを確認して使ってください。
車にアブが寄ってきたときの対策
川遊びやキャンプでは、車の周りにアブが飛び回っていることがあります。
この状態で勢いよくドアを開けると、一緒に車内へ入ってしまうこともあります。
まずは乗り降りする前に車の周囲を確認しましょう。
アブが多いときは、荷物を何度も出し入れしてドアを長時間開けっぱなしにするのを避けるのもポイントです。
車内に入ってしまった場合は、運転中に無理に追い払おうとせず、安全な場所に停車してから対応してくださいね。
アブが多い場所では無理をしない
対策をしていても、周囲に何匹ものアブがいる場所では刺される可能性があります。
特に子どもが怖がって走り回ったり、手で激しく振り払ったりすると、転倒など別の事故につながることもあります。
あまりにもアブが多い場合は、場所を移動するという判断も大切です。
「せっかく来たから」と無理をするより、安全に遊べる場所を選びたいですね。
家でできるアブ対策

アブは基本的に屋外で遭遇することが多い虫ですが、窓や玄関の開閉時に室内へ入ってしまうこともあります。
窓・網戸からの侵入を防ぐ
夏は窓を開ける機会が増えるため、まず網戸に破れや大きな隙間がないか確認してみましょう。
網戸がずれていると、その隙間から虫が入り込むことがあります。
玄関や窓を長時間開けっぱなしにしないことも、基本的ですが大切な対策です。
玄関やベランダでできる対策
元の記事ではハーブやアロマもご紹介していました。
香りを楽しむ目的で取り入れるのはよいですが、アブ対策として確実な効果を期待して、それだけに頼るのは避けましょう。
室内への侵入を防ぎたい場合は、まず網戸やドアの開閉など物理的な対策を優先する方が安心です。
アブが近づいてきた・追いかけてきたときの対処法

大きなアブが自分の周りを何度も飛ぶと、怖くなってしまいますよね。
特に羽音が大きいため、「ずっと追いかけてくる!」と感じることもあります。
アブが人を追いかけるように見える理由
アブは人や動物の体温、汗、呼吸による二酸化炭素などを手がかりに近づいてくるため、人が移動すると一緒についてくるように感じることがあります。
何度追い払っても戻ってくる場合は、その場にとどまって格闘し続けるより、可能であれば場所を移動しましょう。
アブが周囲にいるときの安全な離れ方
アブが近づいてきたときは、慌てて走り回ったり、周囲を確認せずに移動したりしないことが大切です。
特に川辺や岩場では、虫を避けようとして足を滑らせる方が危険です。
まず足元の安全を確認し、落ち着いてその場から離れてください。
子どもと一緒の場合は、先に子どもを安全な場所へ移動させましょう。
アブに刺されたときの症状と対処法

どれだけ対策していても、刺されてしまうことはあります。
アブに刺された場合は、強い痛みを感じたり、赤く腫れたり、後からかゆくなったりすることがあります。
刺された直後にすること
刺されたら、まず安全な場所へ移動しましょう。
傷口が汚れている場合は清潔な流水などで洗い、強い腫れや痛みがある場合は患部を冷やします。
かゆくても強くかきむしらないようにしてください。
かゆみや腫れが出たときの対応
かゆみや腫れが気になる場合は、市販の虫刺され用薬を使う方法があります。
ただし、使用できる年齢や症状は商品によって異なるため、表示を確認してください。
子どもが刺された場合や、腫れが強い場合は、自己判断だけで長く様子を見るのではなく、医師や薬剤師に相談すると安心です。
病院を受診したほうがよい症状
腫れがどんどん広がる、強い痛みが続く、傷口が化膿しているなど、症状が強い場合は医療機関へ相談しましょう。
また、虫に刺されたあとに全身のじんましん、息苦しさ、吐き気、意識がおかしいなど急激な全身症状がみられた場合は、緊急性の高いアレルギー反応の可能性があります。
そのような場合は、速やかに救急要請を含めた対応が必要です。
アブの虫除けに関するよくある質問

最後に、アブ対策で気になりやすい疑問をまとめました。
結局、アブ対策で一番大切なのは?
ひとつのグッズだけに頼らないことです。
アブが適用害虫になっている虫除け剤を使い、長袖・長ズボンなどで肌の露出を減らし、アブが多い場所では早めに移動する。
この3つを組み合わせるのが基本です。
子どもにも虫除けスプレーは使える?
子どもに使用できる虫除け剤もありますが、成分や濃度、商品によって使用できる年齢や回数が異なります。
特にディートを含む製品では年齢による注意事項があるため、必ずパッケージを確認しましょう。
子どもの顔へ直接スプレーするのではなく、大人の手に取ってから塗るなどの注意も必要です。
天然素材だけでもアブ対策できる?
ペパーミントやレモングラスなどの香りを楽しみながら使う虫除けアイテムもあります。
ただし、「天然だから必ず安全」「天然素材だけでアブを十分に防げる」とは限りません。
アブ対策を重視する場合は、対象害虫や使用方法が明確に表示されている虫除け製品を中心に考えると安心です。
ブヨとアブは同じ虫除けで対策できる?
市販の虫除け剤の中には、アブとブユ(ブヨ)の両方を適用害虫としている製品があります。
ただし、すべての虫除け剤が両方に対応しているとは限りません。
購入時に「アブ」「ブユ」などの記載をチェックしてくださいね。
まとめ|アブの虫除けは複数の対策を組み合わせよう
アブ対策では、虫除けスプレーだけに頼るのではなく、
- アブが対象になっている虫除け剤を選ぶ
- 肌の露出を少なくする
- 必要に応じて虫除け剤を使い直す
- アブが多い場所では無理をせず移動する
- テントや車への侵入にも注意する
といった対策を組み合わせることが大切です。
特に子どもと一緒にアウトドアを楽しむ場合は、虫除け剤の対象年齢や使用方法を事前に確認しておくと安心です。
オニヤンマ型グッズやアロマなど気軽に取り入れられるものもありますが、ひとつの方法だけを過信せず、服装や行動も含めて対策していきましょう。
しっかり準備しておけば、キャンプや川遊び、バーベキューなど夏のレジャーもより楽しみやすくなります。
ぜひできる対策から取り入れて、アブに悩まされにくい快適な夏を過ごしてくださいね^^

