兜を子供の日に飾って
家族でお祝いをする家庭も多い端午の節句。
でも・・・どうして兜なの?
この意味、知っていますか?
兜を子供日に飾る意味や、
いつ飾っていつしまう?
など疑問に思う点を解説します^^
兜を子供の日に飾る意味って?
兜を子供の日に飾るのには、
「病気や事故などの災害から男の子の身を守る」
という意味合いがあります。
子供日に飾るものには、
・兜
・鎧
・武者人形
など、男の子の身を守ったり、
・こいのぼり
のように出世など、
立派な人になれますように、
と願いを込められているものがあります。
この中でも、
兜はサイズが小さめのものも多いです。
家の中に飾りやすい大きさのため、
「うちも子供日は兜よ」
という家庭も多くはないでしょうか?
子供の日は「端午の節句」といい、
季節の変わり目のひとつとなっています。
季節の変わり目には
風邪をひく・体調を崩すなどの人が多く、
昔はこの時期に
「邪気が入り込みやすい時」と思われていました。
この邪気=厄をはらうために、
武家の家では外にのぼりを立て、
家の中には鎧や兜が飾られたと言います。
昔の武家ですから、
鎧や兜は男性を守る大切なもの。
これが、今の
「災いから男の子を守る」
という子供の日につながっているんですね~^^
兜を子供に日に飾る日にちはいつって決まっている?
五月人形の兜はいつ飾るのが正解なの?
毎年、子供の日が近づくと、
ちょっと迷ってしまいませんか?
兜は子供の日のために飾るものですが、
特に日にちは決められていないんです。
ただし、この頃が良いと
いくつか言われている話もありますので、
こちらの方も参考にしてくださいね^^
・春分の日が終わったらすぐに飾る
春分の日は、夜が長く寒い冬が終わり、
昼と夜の長さが同じになる日。
つまり、季節の変わり目の日になります。
子供の日である端午の節句は、
季節の変わり目に邪気が入ると考えられ、
厄払いのために
鎧や兜などを飾るようになったので、
この、春分の日が妥当、という考え方が強いようです。
ちなみに、2016年の春分の日は
3月20日(日)となっています。
・1週間くらい前に飾る
端午の節句のためのものなので、
1週間くらい前に出すというところもあるようです。
・早めに飾る
早ければ早いほどいい、ということで、
時期に関係なく早めに飾る地域もあるようです。
これは「先手必勝」という
意味も込められているとのことです。
せっかくの用意した兜ですから、
あまり短い期間だけ飾るのももったいないような?
かといって、
あまりに早く出し過ぎるのも変じゃない?
など、いろいろ考えてしまいそうですが、
決まった日にちなどはないため、
あまりこだわらずに飾るのがよいようです。
春分の日が過ぎたら、
時間のある時に出すという家庭が多いようですよ。
3月20日頃~4月の下旬頃までに出すと、
しばし、いさましい兜を目にすることができますね。
ご両親の親御さん、つまり、
おじいちゃん、おばあちゃんに
兜を買ってもらったという場合は、
短めではなく、
少し長めに飾っておく方が喜ばれそうですね^^
子供日に出した兜はいつ頃しまうのがホント?
子供の日に合わせて飾っていた兜も、
端午の節句が過ぎればしまう時。
いつ頃までにしまうといいのか?
これには特に決まりがありません。
5日5日が過ぎれば
出していても意味がないと言われているので、
時間のある時に大切にしまっておきましょう。
急いだ方がいい?と
ちょっと焦る気持ちも出てきませんか?
おひな様の場合は、
「お嫁に行き遅れる」なんて言われるので、
五月人形も早くしまったほうがいい?
なんて気持ちが焦ってしまいますよね^^;
ですが五月人形の場合は、
特にそういった言われもありませんし、
あまり気にすることもないようです。
ただし、出しっぱなしにしておくと
ケースのない兜の場合は特に、
ほこりをかぶってしまうので、
あまり長い期間にならないように、
片付けてしまう方が良いですね^^
できればお天気の良い日を選びましょう。
雨の日や湿度の高い日は、
湿気と一緒に兜を箱の中にしまうことになります。
できるだけ湿度の低い日に、
ほこりをしっかり取ってお休みさせてあげてくださいね^^
あとがき
我が家の五月人形も「兜」を飾っています。
子供が小さいうちは親の私も張り切って、
少し早めの4月の頭くらいから飾っていました。
これが・・・
中学生、高校生と大きくなるにつれ、
出そうと思っていても忘れてしまい、
一番ひどい時は当日に飾ったことも(汗)
お祝いごとの準備は、
あわててするのは良くないと言われるそうですね^^;
なので、頭の中に、
「春分の日」と入れておきましょう。
忘れにくくなっていいと思いますよ^^
五月人形は、子供の身代わり人形とも言われます。
鎧や兜などは身を守るため。
武者人形は強く立派な武士のイメージ。
といったような意味合いがありますが、
やはり、すべて身代わり人形と考え、
本来は「男の子一人にひとつ」
と考えるのが一般的なようです。
すぐに兜を購入する
予定がないというご家庭もあると思います。
そんな時は、
折り紙などで兜と子供さんと一緒に折り、
端午の節句を楽しみながらお祝いしてあげてくださいね。
こちらのページでは、兜の折り紙動画もご紹介しています。
5月5日はゴールデンウィークと重なるため、
家族旅行で子供の日を過ごす人もいると思います。
ぜひぜひ、素敵な子供日をお過ごしください^^