しっかり洗濯をしているのに、服に汗の臭いが残って取れない!
汗だけでも気になるのに洋服についた臭いまで
周りにプンプン臭いそう・・・という心配はありませんか?
服に残る汗の臭いには
どんな洗剤を使うといいのでしょう?
重曹なら効果がある?
洗い方などもご紹介していきます。
服についた汗の臭いが洗濯しても取れないのはなぜ?
洗濯をしても服に汗の臭いが残ってしまう。
気になって2度3度と繰り返し洗ったという
経験がある人も多いかもしれません。
これって何なんでしょうか?
臭いの元は「雑菌が繁殖」したものです。
実は、洗剤を入れてきちんと洗濯をしていても、
臭いの原因となる物質は残ってしまうことが多いんですね。
すっきり取り除かない限りは、
時間の経過とともに雑菌は増えてしまうことになります。
だけど・・・洗濯しているでしょ?なのに、なぜ取れないの?
と思ってしまいませんか?
通常の洗剤を使って普通に洗濯機で洗っても、
繊維の奥の方にからみついている雑菌を
すべて取るということは難しいからなんです。
雑菌の繁殖が、臭いへ変わっていくまでは、
時間がおおよそ1~2時間なんだそうですよ。
汗をかいて、着替えた服を脱いで洗濯カゴの中にポン!
次の日に洗濯をするとなると
すでに何時間もの時間がたっているので、雑菌の繁殖数もすごいはず・・・
でも、これって普通ですよね?
翌朝洗濯機を回すという人が多いと思います。
・・・という理由で、きちんと洗濯をしていても、
汗の臭いが服から消えないということになっています。
なんとかしたいですね^^;
汗の臭いが洗濯をしても取れない時に使う洗剤は?
洗濯をするだけで、
汗の臭いがきれいに取れるものってあるんでしょうか?
臭いが取れない時はまず、
いつも使っている洗剤を変えてみてください。
柔軟剤は香りをごまかそうとしても、
元となる臭いの雑菌が残ってしまっていては、
汗と混じってきつい臭いになてしまうことがあります。
柔軟剤はあくまでも香りづけと考え、
必要以上に多くの量は入れないようにしましょう。
●液体から粉末の洗剤へ変えてみる
汗の臭い対策を考えている人の多くは、
液体よりも粉末の洗剤を使用しています。
粉末の洗剤はほとんどが弱アルカリ性のものです。
これに対し洋服についている汚れはほとんどのものが酸性なので、
アルカリ性の洗剤を使った方が汚れや臭い落ちが良くなります。
粉洗剤は多く入れ過ぎてしまうと、
衣類に洗剤の残りかすがついてままになることがあります。
これは、雑菌のエサになってしまうことがあるので、
入れ過ぎには十分注意してお洗濯しましょう。
洗剤は泥や臭い落とし専用の物もありますが、
とにかく値段が高く、毎日の洗濯にはちょと不向き^^;
なので、ここからは、
臭い対策のための洗濯方法をご紹介します。
●洗剤に酸素系漂白剤を入れる
ドラッグストアなどでも簡単に購入できる、
色柄ものの衣類にも使える漂白剤です。
普段使っている洗剤と一緒に入れて洗濯をします。
汗や皮脂のしみ込んだもの・臭いの元、菌。
これらを分解してくれる力があるので、
臭いの取れない衣類に効果的です。
洗濯機で洗っても臭いが取れない時は、
30分ほどつけ置きをしてから洗うとさらに効果が高まります。
※以前つけ置きで色が薄くなった衣類があるので、
大切な洋服にはあまりおすすめできません^^;
●熱湯で洗う
80度~100度の熱湯で10分くらい洗います。
途中、ゆっくりとかき混ぜながら煮沸します。
臭い取りには効果的ですが、
熱湯で洗ったあとの取りだしやすすぎの時、
火傷の危険があるので注意しましょう。
熱湯なので衣類の色落ちの心配もあります。
大切な衣類はひかえた方が良いですし、
熱湯に弱い素材の物は煮沸できないので
しっかり事前に確認しておきましょう。
臭いが取れないから捨てようかな?
と思うくらいの衣類を試してみる価値はありそうです。
汗の臭いが染みついてしまったものは、
洗濯機で洗っただけではなかなか落とすことができません。
汗のついた洋服や下着などは、
できるだけ早く洗うようにしましょう。
また、衣類にシュッとスプレーするだけで、
汗臭の発生を防ぐ「ヌーラ」という予防消臭商品もあります。
こういった商品を使ってみるのもよさそうですね。
汗の臭いが洗濯でも取れない時重曹は効果がある?
洗剤を入れて通常洗濯をしても、
なかなか取れてくれない汗の臭い。
洗剤を変えてみたけど効果がない。
そんな時に試してほしいのが重曹です。
そして、それより効果が見込めるのが「セスキ炭酸ソーダ」です。
お掃除用などに、
このどちらかが家にあるという人も多くないでしょうか?
重曹とセスキ炭酸ソーダは、アルカリ性です。
なので、酸性の臭いを中和してくれる働きがあります。
2つの違いは次の通りです。
セスキ炭酸ソーダ・・・弱いアルカリ性
・・・はい。ほとんど同じですね^^;
消臭効果はどちらも同じくらい見込めます。
どちらかというと、洗濯に使うならセスキ炭酸ソーダです。
重曹は水に溶けにくい性質なのに対し、
セスキ炭酸ソーダは簡単に溶けてくるからです。
その分、臭い解消効果も高まるかもしれません^^
2つの違いをまとめた記事も参考にしてみてくださいね。
⇒セスキ炭酸ソーダと重曹の違いや使い分けなど
洗濯の時の使い方もとっても簡単です。
・セスキ炭酸ソーダ・・・水30リットルに15ミリリットル
汚れのひどくない洗濯物で、
臭いだけを取りたいなら洗剤なしでも大丈夫です。
すすぎも一度でいいので節水&時間短縮になりますね^^
タオルなどにしみついたイヤな臭いも、
きついものでなければけっこう落ちてくれますよ。
染みついた汗の臭いがすごい場合は、
つけ置きをするとさらに消臭効果が高まります。
意外に汚れがおちてびっくりです!
興味のある方はこちらもご覧になってみてくださいね。画像付きです♪
あとがき
洗濯しても取れない服の汗臭い。
この正体はずばり雑菌です。
雑菌が繁殖した状態で臭いが染みついてしまっています。
洗剤を入れて洗濯機を回しても、
この雑菌の全てを落としきるのは難しいのです。
まずは、液体洗剤を使っている人は
粉のタイプの洗剤に変えて洗濯をしてみましょう。
それでも落ちない頑固な汗の臭いには、
洗剤と一緒に酵素系の漂白剤を混ぜて洗ってみてください。
色物や柄物にも使えるタイプの漂白剤です。
洗濯機だけで取れない場合は、
つけ置きをするのが効果的ですが、
色や柄が薄くなることもあるので気を付けてくださいね。
熱湯で煮て洗うという方法もあります。
こちらは火傷などに十分気を付け、
大切な衣類はやめておくほうが無難です。
重曹やセスキ炭酸ソーダも
汗の臭い取り効果があるので、
家にある人は一度使ってみてください。
重曹やセスキ炭酸ソーダーは、
お掃除などにも使うことができるので、
常備しておくと色々便利に使うことができますよ。