ビークッションを使っていて、
「体がかゆい!」
と感じることはありませんか?
体をあずけてゆったりと、座ったり寝転がったりできるはずの大きなビーズクッション。
なのに「もしかしてダニがいる!?」なんて思ってしまうと、使いにくくなってしまいますよねーー;
実は、今あなたが使っているビーズクッションにも、ダニがいっぱいいる可能性が・・・
退治する方法はあるのか?つかないためにできる対策法などについてまとめました。
ビーズクッションにはダニがいるって本当なの?実はいっぱいいる可能性が・・・
体にピッタリフィットしてくれるビーズクッションは、大きなものだと自分の全体重を乗せて、ゆったり心地で思う存分くつろぐことができますよね^^
だけど、「ビーズクッションの中にはダニがいるの?」なんて思うと、気持ち良く座ることができなくなってしまいませんか?T_T
果たして、中には本当にダニがいるんでしょうか?
ダニというのは家の中のあらゆる場所にいる害虫ですが、ビーズタイプに限らず、クッションの中には多く潜んでいる可能性があります。
その理油は、ダニが生きるのに都合の良い場所だからです。
温度と湿度、そしてエサ。ビーズクッションの中は、ダニが活発化するのに十分な好条件がそろっていることが多いのです。
ダニが発生しやすい場所
ダニが発生しやすいのは①ダニにとって適温であること②湿気が多め③エサとなるものが多くある、この3つです。
ダニが活動的になる温度
20~30度くらい。
ダニにとっては、このくらいの温度が適温で活動しやすくなります。
家の中で人が設定する温度と同じくらいですよね。
現代の住宅では冬でも暖房で部屋が温かくされているので、寒い冬でもダニが多くいる可能性は十分にあります。
ダニが活発化する湿度
60~80%くらい。
ダニは、湿度を好む害虫です。
そのため、湿気が出てくる季節から発生する数も多くなります。
この時期は、気温もダニにとって適温になるので、湿気が多い家では大量発生につながりやすくなります。
ダニが生きるためのエサ
ダニの好物は、人の皮膚(垢)や髪の毛やフケ、食べ物のカスなどです。
この他、カビも好んで食べます。
ビーズクッションと言えば、体にフィットしやすいの座り心地が大人気です。
人が座ったり寝転んでいると体温で中は温かくなり、湿気も高くなりやすいですね。
さらに、体から落ちる皮膚やフケなどが中にたまってしまうので、ダニにとっては好条件以外の何ものでもありません^^;
また、テレビを見ながらお菓子を食べる・・・という時には、食べかすが落ちて中に入り込んでいる可能性もあるので、ダニのエサが増えてしまいます。
湿気の多い部屋ではビーズクッションの中の湿度はさらに上がりやすくなります。
気持ち良くてつい朝まで寝てしまう・・・なんてことをしていると、寝汗でさらに湿気が高まるかも?
ただ・・・
ダニがいるのはビーズクッションだけではありません!
普通のクッションでも、ソファでも、フローリングの床の上のホコリの中にまでいると言われるほど、どこにでもダニはいるのです。
なので、恐れるよりもまずは退治!
そして、ダニ対策の方も行っていきましょう。
ビーズクッションの中にいるダニを退治する方法ってある?
ビーズクッションは、小さなものなら手洗いをすることができますが、大きいサイズは自分で洗濯することは、ほぼ不可能と言っても良いかもしれません。
コインランドリーの大きな洗濯機で洗う人もいるようですが・・・
ダニは熱に弱いので、熱でやっつけた後に掃除機で死骸を吸い取るか、洗い流すかといった方法で、というのが基本の退治方法です。
ダニは、40度の熱で30分くらい。60度の熱では一瞬で退治できると言われています。
熱を加える方法
・布団乾燥機
・炎天下の車の中
・黒い袋に入れて気温の高い日に天日干し
などがあります。
年中行いやすいのは、やっぱり「布団乾燥機」で熱を与える方法です。
ビーズクッションの場合は、袋に熱い空気をためる昔ながらのタイプのものだと上手にクッションを熱くすることは少々難しくなります。
形を選ばす乾燥させやすい、袋(マット)なしの方がおすすめです。
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カーペットのダニ退治にはスチームアイロンなども良いですが、ビーズクッションの場合は、素材や中への湿気のことを考えると避けた方が無難かもしれません。
掃除機がけ
熱でダニにダメージを与えた後は、掃除機がけもしましょう。
掃除機がけをする時は、クッションが吸い付かないよう、掃除機に布団クリーナーをセットするのがおすすめです。
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掃除機がけはダニ退治にはかなり有効とされています。
全てのダニを吸い取ることはできませんが、ひんぱんにかけているだけでも、その数はかなり減少するという布団での実験結果も出ているほどです。
部屋の掃除をする時はついでにクッションも掃除機がけをしておきましょう。
ダニ取りシート
ダニをくっつけて捕獲するシートです。
生きたままのダニを粘着でつかまえてシートごと捨てるので、死骸が残ることがなくアレルゲンの発生も抑えやすいというメリットがあります。
クッションカバーの中に入れるとセットがしやすいと思います。
大きなビーズクッションの場合は、ダニがいたるところにいる可能性もあるので、香りで誘引できるタイプの方が効果が高まります。
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ビーズの入れ替え
どうしても気になるという場合は、ビーズの入れ替えをしてしまうのが安心です。
ただし、中身のビーズを調整するためのファスナー付きのものは簡単ですが、縫い付けてある場合は、その口部分の糸を一度ほどいて入れ替えた後、また縫い直すという手間がかかります。
これからビーズクッションを買うという人は、入れ替え時のことも考え、最初からファスナータイプのものを買うのがおすすめです^^
ビーズクッションにダニがつかないための対策
ダニは体が0.3mmほどととても小さいので、ビーズクッションにカバーがついていたとしても、繊維の隙間から中に入り込んでしまいます。
ですが、あるのとないのとでは、かなりの違いがあるので、クッションカバーは必ずつけるようにしましょう。
カバーの着用
専用のものやサイズの近いものを代用したりして、ホコリなどからクッションを守りましょう。
モコモコしたものは気持ちが良いですが、ダニの発生を少しでも抑えるなら避けておいた方が無難です。
ペットがクッションの上で(泣)子供がジュースを(泣)というのもよくあることなので、できることならナイロン系やレザーなどのカバーの方が中まで汚れずにすみます。
部屋の乾燥
部屋の湿気対策も大切です。
湿気のある部屋はダニが多く発生するので、ビーズクッションにも増えてしまいます。
窓を開けての換気や除湿器の使いすぎなどにも気を付けましょう。
こまめに掃除機
掃除機がけはダニ対策に有効です。
こまめに、と言っても毎日かけなければいけないということはありませんよ^^
布団のダニ対策のための掃除機は「1週間に1回程度」でも、数を減らす効果が十分にあるとされています。
ですので、ビーズクッションも外側から掃除機をかけるようにしましょう。
吸い付くとかけにくいので、布団クリーナーをノズルにセットし、ゆっくり動かすようにしてくださいね。
対策だけでは安心できないという人は、退治の方も行ってみてくださいね。
あとがき
ビーズクッションにはダニがいる?というお話いかがでしたか?
実は、我が家にもニトリで購入した大きなビーズクッションがあるのですが、ダニが気になり1か月あたりから押し入れの隅で眠りに入ったままです(笑)
ダニは体は小さい虫ですが、その割には、洗濯機でぐるぐる回されても流れていくものは少ない・・・
そして、洗剤入りの水の中でも多くが生き残ってしまうというツワモノなんですよね^^;
なので、先にすべきことはダニの発生が少なくなる環境を整えることです。
そして、長い間使ったものは定期的に熱で退治したり、ビーズの入れ替えなどを行ってくださいね。