冬に準備しておきたい乾燥対策の加湿器。
種類があるって聞いたけど、どれがいいのかわからない・・・
こんなことはありませんか?
そして、種類ごとの特徴、ぞれぞれのメリットとデメリットがあります。
今回は、家庭で使われている一般的な加湿器についてご紹介します。
加湿器選びの参考にしてみてください^^
加湿器の種類とその特徴
お部屋の中の乾いた空気を潤してくれる冬の必需品とも言えるのが加湿器。
家庭用のものには、大きく分けると「4種類」のタイプのものがあります。
まずは、加湿器の種類と特徴を見てみていきましょう。
スチーム式
加湿器の中に入れた水を、ヒーターで加熱して沸かすタイプです。
沸かしたお湯から出る蒸気(湯気)が本体から出て、部屋の中を加湿するのが特徴です。
超音波式
超音波の振動で本体内部に炒れた水を細かな粒子にします。
この粒子を霧状にして、ファンによって空気中に噴出させ加湿する方法のタイプです。
気化式
中に水を入れると内部のフィルターに水が染み込み、ファンで風を当てて蒸発させるという方法で部屋を加湿します。
ハイブリッド式
スチーム・超音波・気化式の3タイプを合体させ、それぞれの機能の良い点を使えるという特徴の加湿器です。
さらに、それぞれのタイプのメリットとデメリットもチェックしておいてください^^
加湿器の種類別 メリットとデメリット
加湿器には、それぞれに良いところとココが今一という点があります。
メリットとデメリットをよく知ったうえで購入すると、のちのち後悔することもないですので、しっかり把握しておいてくださいね。
スチーム式
沸騰させた時に出る蒸気で部屋を加湿するのがスチームタイプです。
メリット
沸かして沸騰したお湯から出る、湯気のような蒸気を部屋に吐き出すので、「即効性」と「しっかりした加湿」をすることができます。
水を一度沸騰させるので菌が死滅するため、蒸気が菌をまき散らすことがほとんどありません。
デメリット
沸騰にかかる電気代が高くなる傾向にあります。
また、出てくる蒸気は熱いので、吹き出し口近くでやけどの心配もあります。
対処法としては、即効性を利用して時間単位で加湿をすると電気代を安くおさえることができます。
(寝室を加湿したら寝る時にはスイッチを切るなど)
小さい子やお年寄りがいる家庭では、手の届かない場所に設置しましょう。
超音波式
水を粒子にして噴射し加湿するのが超音波タイプの加湿器です。
メリット
電気代が安くすむので、長時間の運転でも気にせず使うことができます。
また、水の粒子を放出するのでスチームのように熱くならず安全です。
インフルエンザやノロウイルス対策のために、次亜塩素酸水や、リラックス効果のあるアロマを入れて使えるものもあります。
デメリット
加湿器の中で菌が繁殖してしまうと、汚れた水を空気中に放出してしまうことになるので、こまめにお手入れする必要があります。
温かい空気に乗って上昇してくれないと蒸気がそのまま床を濡らしてしまうことも多くあり、水道水に含まれているカルキなどの成分で部屋の中や家具などが白くなることがあります。
(こちらもご参考にどうぞ)
⇒加湿器で部屋の中が白くなる原因や水滴・窓の結露について
対処法は、少し高い位置に加湿器を置いたり、ストーブのそばに置いて空気の流れに乗せてあげるようにします。
ただし、カルキなどの成分が出てしまうのは避けられないようです。
気化式
加湿器の中のフィルターに水を染み込ませて、蒸発させて加湿するタイプです。
メリット
加湿のための運転が送風だけなので電気代がとても安いのが魅力です。
吹き出し口も熱くならないので安心して部屋の中に置くことができます。
デメリット
ゆっくり加湿が行われるので、即効性がありません。
商品によっては作動音が気になるものもあります。
また、水を染み込ませるためのフィルターはほとんどが交換の必要があり、継続的に費用がかかってきます。
小さいものだと加湿効果があまり感じられないということも多く、これだけでは物足りなく感じる人もいます。
(最近では、空気清浄機と一体型になっているものが人気です)
対処法は、保湿効果をしっかり得るため、連続した運転をするようにしましょう。
ファンの動作音は、購入前にお店で確認したり、通販の口コミを見るなどチェックしておくのがおすすめです。
フィルターは、その商品によって寿命が違ってくるので、できるだけ長く使えるものを選んでおくと交換頻度が長くなります。
(新しいものでは交換不要のタイプもあります)
ハイブリッド式
いいとこ取りをしている言われている加湿器で、3タイプのそれぞれの良い点を機能として備えている加湿器です。
メリット
電気代を比較的安くおさえることができ、加湿の能力も期待できます。
言い換えれば、種類ごとのデメリットをカバーしているという加湿器です。
デメリット
スチームと超音波に比べると、本体の値段が少々高くなっています。
また、フィルター交換が必要なので、定期的にお金かかってきます。
こちらは、即効性としっかり保湿がほしいけど、電気代はできるだけ安くしたいという人におすすめの加湿器です。
加湿器の種類と特徴、そしてメリットデメリットを知っておくと、後は、自分が一番ほしい機能を重視した選び方などが見えてきますよね^^
加湿器の選び方は自分がほしい機能を重視
加湿器を選ぶ時は、種類別の特徴や機能、メリットなどを確認し、家庭環境に合わせたものを選ぶようにしましょう。
・加湿能力の大きいものがいい
・インテリア性のあるものがほしい
・安全性の高いものを安心して使いたい
などがあります。
例えば、
電気代やフィルター代など、その後の費用をかけたくないという場合は、超音波式タイプの加湿器を。
風邪をひいて喉が痛いときだけ使いたいという場合は、しっかり加湿のできるスチーム式を。
つねに部屋の中を潤しておきたい場合は気化式を。
小さい子供がいて火傷が心配だから安全性の高いものをという場合は、超音波式や気化式を。
といったように、求めている機能が備わっているものを選んでくださいね。
また、本体価格だけを見て、購入費用が安くなる小さいサイズのものを選ぶと、
・スチーム式なのに加湿効果が今一足りない
このような不便なことが出てくることもあります。
加湿器の種類を決めたら、サイズの方も検討してみてください^^
あとがき
家庭で使われる加湿器の種類は、「スチーム・超音波・気化式・ハイブリッド」という4種類が一般的です。
加湿器のタイプによって特徴が違い、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
しっかり加湿できるのがいいと思いスチーム式を買ったら、電気代が高くて思うように使えない・・・といったことのないよう、事前にしっかりチェックして、購入ポイントを決めておきましょう。
加湿器の種類を選んだら、後はお店で直接みたり、通販を利用するのもゆっくり選べて良いかもしれません。
最近は、インテリア性のある加湿器も多いので、じっくり選んでみてください^^