野菜といえば焼いたりゆでたりして食べるのが一般的。
だけど、栄養が熱で壊れるものも多いのが残念ですね。
その野菜の中でも、小松菜の栄養は熱に強い!
なんて話を聞いたことがありませんか?
実はその通りなんですよ。
今回は、小松菜のように
熱に強い野菜たちをご紹介したいと思います。
小松菜は熱に強い栄養を持つ野菜
小松菜は野菜でありながら、
熱に強く栄養を残しやすい食べ物です。
まずは小松菜に含まれている栄養を見てみましょう。
・鉄
・マグネシウム
・β-カロテン
・食物繊維
・ビタミンA・C・E
特に多く含まれている成分は、カルシウムと鉄です。
葉物野菜の中では負け知らずと言ってもいいほど豊富で、
鉄分が多いことで知られるあの、ほうれん草よりもずっと多いんですよ。
見た目がそっくりなほうれん草の方が、
どちらかといえば食卓に出てくる機会が多いですが、
総合的に栄養を見ると小松菜の方に分配が上がります^^
子供さんにもたくさん食べさせてあげたい食材ですね。
では、熱に強い栄養って何なんでしょうか?
小松菜の熱に強い栄養素
カルシウムや鉄、マグネシウム、β-カロテン、食物繊維。
これらは熱に強い成分です。
特にβ-カロテンは熱を加えて調理をしても
栄養価はほとんど変わらない成分です。
それどころか、逆に吸収率がアップするんですね。
油を使う調理をすることで、
さらに効率よく吸収することができるんです。
小松菜に含まれるビタミンの成分ですが、
意外と勘違いされやすいのがこのビタミンです。
熱に弱いと言われていますが実際にはそうではありません。
ビタミンA・Eなどは熱に強く、
ビタミンCは水溶性なので水分に流れ出す、というのが正しいようです。
このように小松菜には熱に強い栄養がたっぷり含まれています。
そして、熱を加えることで吸収が良くなる成分も入っているんですね。
小松菜は熱に強い!というのをどこかで聞いた人は、
間違いではないというのがおわかりいただけましたか?^^
もう少し小松菜を褒めたたえてみましょう(笑)
実は、アクがほとんど出ない野菜でもあるので、
生でも食べられる葉物野菜なんです。
熱を加えることでカサが減るので、
量を食べるには炒める調理法がおすすめですが、
サッと洗ってサラダ風にすると、
ビタミンCまでしっかり摂取することもできます。
ほうれん草のクセのある苦味のような?
これが苦手な人は小松菜を料理に使うと摂取できる栄養も増えますよ。
熱に強い栄養を持つ野菜のご紹介
小松菜の他にも熱に強い栄養を持つ野菜があります。
野菜炒めなどに利用してくださいね。
熱に強い野菜
β-カロテンやビタミンA・Eなどを多く含んでいるため、
熱に強いこれらの成分を摂取しやすい野菜です。
・カボチャ
・にんじん
・ピーマン
・ほうれん草
血行を促進する効果があり、
冷え予防や疲労回復に効果のある野菜です。
・ニラ
・にんにく
芋類に含まれるビタミンCは熱にとても強く、
栄養素が壊れにくいのが特徴です。
・さつまいも
野菜は熱を加えると栄養が壊れてしまう。
こんなイメージを持っている人も多いですが、
すべての栄養が壊れてしまうわけではありません。
熱に強い成分もあれば弱い成分もありですし、
やはり、健康に関わってくる栄養素が多いのは野菜です。
体をしっかり大きくする。
こう考えると肉のイメージが強いですが、
肉や魚の栄養も野菜があってこそ、ということも多いのです。
食卓に並ぶ野菜は昔よりずいぶん減っている時代ですが、
積極的に家族に野菜料理を食べさせてあげてくださいね^^
あとがき
小松菜は緑黄色野菜というのを知っていますか?
実は私・・・恥ずかしながら知りませんでした^^;
葉野菜というのが緑黄色野菜に分類されるとは!
と、初めて知った時はちょっと驚きました。
小松菜はほうれん草と見た目がそっくりで、
袋に「小松菜」とか「ほうれん草」と書かれていなければ、
見た目で判断できないという人もいるかもしれませんね。
一番の違いは根元の色です。
ほうれん草はピンクのような色をしていますが、
小松菜の根元には色がついていないか緑っぽくなっています。
左が小松菜で右がほうれん草です。
どちらも栄養は豊富ですが、
鉄分では小松菜の方が圧倒的に多くなっています。
今まで、ほうれん草ばかり食べていたわ~、
という人は、今後は小松菜も調理に使ってみてくださいね^^