暖かくなってくると急に増えて、家の中でも飛び回るハエ。
コバエと違って体が大きく存在感たっぷりで、そばにくるだけでギュエ~となったりしませんか?
網戸をきっちり閉めているのにどこから?エアコンをつけっぱなしで窓を開けることもないのに・・・という人も多いですよね?
家の中にハエを発生させないために、どこからやってくるのか?家の中に発生源があるのか?などを知っておきましょう。
家の中にいるハエはどこからやってくるの?外から?
ハッと気がつくと家の中を飛んでいるハエ。
近くに寄ってきたから手ではらったら・・・自分の手にぶつかってしまって、ギャー!なんてことはありませんか?
夏だから仕方ないよね~、なんて言っていられませんよね^^;
家の中にいるハエは、
「外から入ってくる」ことがほとんどです。
ドアや窓を開けた瞬間にスッと入ってきてしまうこともありますし、窓を開けている網戸の横に隙間があれば、そこからも侵入してきます。
侵入口は多くがドアや窓ですが、時には下水管を通って家の中まで入り込んでくることもあります。
そして、外から来たハエが、家の中で卵を産み付けてしまうと、そこから新たなハエが誕生してしまうことになりますが、どこからやってくるのか?で言うと、最初は外からということになります。
外にいるはずのハエが、なぜ家の中に入り込んでくるかというと・・・
エサのある場所に卵を産み付けるためです。
ハエは、自らにとって栄養が豊富な腐敗した生ごみや糞、動物の死骸などを好みますが、人が食べる食べ物にも寄ってきます。
臭覚がとてもするどいと言われていて、好みの臭いに誘引されると、これが家の中であろうとすき間を見つけては入り込んでくるのです。
できれば外にあるものにたかってほしい、というのが人間の気持ちですが、習性で活動するハエには、家の中だろうと外だろうと栄養があればどこでもかまわないということですね^^;
家の中にいるハエの発生源が家ってこともあるの?
家の中を飛んでいるハエを駆除しても、毎日家の中に何匹もいると「もしかして、家の中のどこかで発生しているの?」と不安になってきませんか?
通常は、外から入り込んでくるハエですが・・・
家の中に発生源がある場合もあります。
ハエは、卵を産み付けた場所から、幼虫になって成虫に変わって飛び回ります。
この産み付けている場所が、普段目の届かないところだと、何度も同じ場所に卵を産み付け、そこが発生源になっている可能性もあるということです。
例えば、屋根裏や床下など。汲み取り式のトイレなら糞のたまる場所に卵を産み付け、そこから発生し室内へ来ることも十分にあります。
また、植物などの土が腐敗しかかっていると、ここが発生源になってしまうこともありますし、屋外とはいえ窓のすぐ下に植物をたくさん並べていたりすると、そこで生まれたハエが窓から侵入しやすくもなってしまいます。
ハエの種類には吸血する種類もありますが、家の中によくあらわれる一般的なものは、人を刺したり噛んだりということはないと言われています。
ですが、安心できないのが病原菌を運んでくるという点です。
腐敗した食べ物や動物の死骸、糞などに触れていることが多いので、その汚さは想像できるかと思いますが、実際にO157の菌を持っていたという例もあるそうです。
汚い体で人の肌に触れてきたり、私たちが食べるものにくっついて手足をスリスリしていたりしますから、間接的な害があることを忘れないようにしましょう。
家の中のハエの駆除方法や発生させないための対策
たかがハエ、とは言っていられない、間接的に私たちに害を及ぼすかもしれないハエ。
家の中で見つけたら、卵を産み付けられる前に素早く駆除!
できるだけ入り込ませない・発生させないための対策もしておいた方が安心ですね^^
駆除法
手っ取り早いのはハエ退治のスプレーです。
シュッと吹きかけるだけでやっつけることができるので、夏とは言わず年中、1本は用意しておきたいですね。
ハエタタキも用意しておきましょう。スプレーを使えないとっさの時に役立ちます。
普段からよく家の中にハエが出るという場合は、ハエ取りリボンのような粘着タイプのものを吊るしておくのもおすすめです。
昔ながらのものは粘着がむき出しになっているので、間違って触れるとベタッとくっつき、ハエがつかまると見た目にも悪いので、触れることのない場所で目に入りにくい場所への設置がおすすめです。
家の中への侵入を防ぐ
窓やドアの開けっぱなしはできるだけしないようにしましょう。
換気などで開ける時は、網戸を必ずするようにしてくださいね。
網戸をしているのに虫類が入ってくるという引き戸の場合、もしかしたら、網戸をおさめる位置を間違えているかもしれません。
網戸は、本来しておくはずの場所を左右間違えていると、かなりすき間ができてしまうので気をつけましょう。
正しい方で網戸を閉めているとすき間ができませんが、
反対側にして窓を中途半端に開けてしまうと、すき間ができてそこから虫が入りやすくなります。
うっかり締め忘れにもご注意!
こんなちょっとのすき間でもハエはもちろん、コバエや蚊、その他の虫が入ってきてしまいますよ。
また、入って来そうな場所に、ハエの嫌いな香りを漂わせることで侵入を抑えることもできます。
レモングラスやペパーミント等、ハーブの香りを嫌うと言われているので、アロマや芳香剤などを置いてみるのも対策の1つになります。
家の中での発生を防ぐ
外から入り込んできたハエは、発酵臭を好んで寄り付き卵を産み付けます。
キッチンの生ごみやテーブルの上に置きっぱなしの果物などは特に注意しましょう。
生ごみは溜めないことが第一ですが、毎日外へ出せないことの方が多いと思いますので、フタ付きの生ごみ用のゴミ箱を使うようにしましょう。
臭いをできるだけさせない効果と、卵を産み付けにくくする効果があります。
もしも生ごみなどにハエがたかっているのを見つけたら、袋に入れて口をしっかり止めてすぐに外に出すようにしてくださいね。
知らない間に卵を産み付けられていて、一斉に成虫になってしまうとどんでもないことになってしまいますので^^;
・家の中のハエは見つけたらすぐに駆除する。
・できるだけ侵入させない。
・入ってきたハエに産卵させないようにする。
単純な方法ではありますが、これを徹底するだけでかなり違ってきますよ^^
あとがき
ハエは家の中に入れない・見つけたらすぐに駆除・産卵させない、という対策だけで、大量発生につながることはほとんどありません。
見つけたらすぐにスプレーが手っ取り早いですが、薬剤をまき散らすのが不安という場合は、ハエタタキを持って追いかけるなど奮闘してみましょう。
入ったきたハエを開けた窓から外へ追い出す、というのは少々危険なのでしない方がおすすめです。
その昔・・・1匹のハエを追い出そうとしていたら、5匹に増やしてしまった経験があるので、以来、退治はスプレーかハエタタキにすることにしています^^;
夏は生ごみがすぐに悪臭を放つようになるので、こまめにゴミ捨てするのも忘れないようにしてくださいね。