7~9月頃になると見かけるようになるアブ。
攻撃してくるかのように、ブ~ンと音をたてながら、自分のすぐそばをかすめて飛び回ることってありませんか?
いつ刺されるのか?とヒヤヒヤしている人も多いと思います。
もしもアブに刺されたら・・・
なんて、あまり考えたくはありませんが、
・どんな症状が出るのか?
・どんな処置をすればいいのか?
知っておくと役立つときが来るかもしれません。
痛い・かゆい・腫れるって実際にはどのくらいひどくなってしまうんでしょうか?
アブに刺されたら出る症状で多いのは?
アブに刺されると一般的には、
・かゆい
・腫れる
この3つがワンセットのように、症状として出ることがほとんどです。
痛いのは刺された瞬間
アブは、実際には針などで刺してくるわけではなく、口でかじるように皮膚に傷をつけ、そこから出てくる血を吸うために、傷つけられる瞬間に痛みがあります。
(こちらもご参考にどうぞ)
⇒アブって刺す?刺さない?噛むって本当?
激痛という話もあれば、チクっとする痛みという話もありで、痛みに関してはかなり個人差があるようです。
ですが、刺された瞬間にすぐわかるくらいだそうなので、痛い!ということに間違いはないようです。
かゆみが出るのは、アブの唾液に含まれている成分が原因
蚊と同じ、と言えばわかりやすいかと思います。
血液が固まってしまうのを防ぐための成分が、血を吸う時にアブの口から注入されるのだそう・・・(イヤですね^^;)
これが、かゆみの症状の原因となります。
刺された部分が腫れる
大きく腫れてその部分が熱を持ったりすることもあります。
腫れたところは強いかゆみで、かきむしりたくなるようです。
腫れとかゆみはしばらく続きます。
これにも個人差があり、一般的には1週間程度と言われていますが、中には、2週間もというように長い間かゆみに悩まされる人も。
(こちらもご参考にどうぞ)
⇒アブは毒を持っている?アナフィラキシーショックの心配は?
刺されたらすぐに処置することで、これらの症状は軽くおさまる場合もあるので、処置方法も確認しておいてくださいね。
アブに刺されたらする処置は?悪化しないためにできること
アブに刺された時の症状では、痛みや腫れ、かゆみが主なものとなっています。
強烈なかゆみを感じることも多く、1週間、長い人では2週間など個人差はあるものの、1日2日我慢すれば良いという程度ではないので、できるだけ軽くおさえるようにしたいですね。
しっかりと処置をすれば、症状を軽くおさえられる場合があります。
蚊と違って、アブに刺された時は痛みですぐに気づくようですので、すぐに処置できるよう、処置方法を頭に入れておきましょう。
アブに刺された時の処置方法
1)刺された部分を強くつまんで、絞り出すようにしながら血を出します。
この時、血を出しながら、流水で洗い流すというのを同時にしましょう。
このような虫刺され時に役立つアイテムもあります。
↓
|
2)刺された部分を冷やします。
冷やすことで、血を止める効果と、その後の腫れやかゆみをやわらげる効果があります。
かゆみが我慢できずにかいてしまうことで悪化したり、トビヒになったり、傷ついた皮膚から細菌などが入らないように、冷やしてかゆみをやわらげましょう。
3)塗り薬をつけます。
ステロイドが入っている抗ヒスタミンの軟膏が適しています。
傷口が化膿してしまうのを防ぐ・炎症を抑える・かゆみを抑えるといった効果がありますので、つけておきましょう。
すぐに処置をしたからといって、症状が全くなくなるというわけではありませんが、処置が早ければ症状を軽くできたり、悪化を防ぐことが可能です。
アブが生息している場所は、雑木林など自然が残る場所に多くいます。
そして、湿度がある所を住みやすい場所としているので、川や沼、田んぼなどにも多く生息しています。
川がある山へキャンプ♪
というと、アブにお目にかからないことはないかもしれませんね^^;
すぐに処置できるよう、きれいな水と塗り薬は持参した方が良さそうです。
また、アブが活動的になる時間帯は、早朝と夕方と言われていますが、それ以外の時間帯も油断しないようにしましょう。
我が家の周りにいるアブたちは、午前でもお昼でもブンブン近寄ってきますので・・・汗
アブに刺されたら出る症状でその他のものは?
アブに刺された時に出やすい主な症状と、処置の仕方、確認していただけましたか?
万が一の時のために、すぐに処置できるよう、手順は覚えておいてくださいね^^
出やすい症状は、痛み・腫れ・かゆみですが、その他にもまだあります。
・水ぶくれになる
・化膿する
など
体質によって個人差があり、このようなちょっと重い症状が出てしま人もいるようです。
また、かゆみがなくなるまでの期間にも開きがあります。
アレルギー体質の人だと、治るまでの期間が少し長引くかもしれませんね。
アブに刺された部分は、かゆみがひいてからも痕が残ることが多いようです。
この場合も肌質によって違ってきますが、数か月かかる人もいるようなので、アブに刺されたと気付いた時は、すぐに処置するようにしてくださいね。
症状が重いように感じたり、かゆみが強くてつらい、腫れた部分が異常に硬くなっているなど気になる場合は、早めに皮膚科で診察を受けましょう。
あとがき
アブに刺された時に出る症状、いかがでしたか?
思ってたいたよりひどくないみたい、とほっとしている人もいれば、やっぱり怖い、と思った人もいると思います。
ちなみに私は若干ほっとしています。
アブはハチの仲間だと思っていて、アナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー症状が出ることもあるのかな?と思っていたので・・・
アブの唾液は人間には害のあるものではありますが、ハチのような毒とは違い、アナフィラキシーショックはまず起こらないようです。
ですが、100%ないとも言えないようで、アレルギーを持っている人では完全に安心は仕切れないんだそうです。
アブから身を守るには、皮膚を露出させないことが大切です。
夏はレジャーで山や川へ出かけることも多くなる季節ですので、十分に気をつけて、万が一刺された時のための準備もしておきましょう。