取った方がいい?
それとも・・・
取らなきゃいけない?
へそのゴマについて、こんな疑問を持ってはいませんか?
子供の頃に親から言われた「おへそをいじるとお腹が痛くなるよ」の言葉が頭に浮かんで、取りたいけどどうしよう?
という人は多いと思います。
へそのゴマは取るべきか、放っておいても自然と取れるのか、もし取るとどうなるのか?
こんな疑問についてまとめました。
へそのゴマは取るべきものなの?
時々気がついては気になって、だけど存在を忘れてしまう、へそのゴマ。
ゴマとは呼ばれていますが・・・
これってどう見ても鼻くそのように汚いものですよね(笑)
取るべきものなのか、それとも昔の人が言うようにお腹が痛くなるから取らないでおく方が良いものなんでしょうか?
調べてみたところ・・・
へそのゴマを取るべきだと考えているお医者さんは意外に少ないことがわかりました。
医師専門サイトでのアンケート結果、約15%ほどの医師が、定期的に取るべき、または見つけたらすぐに取るべきと答えているそうです。
(参考サイト:Medpeer https://medpeer.jp/)
取るべきが少ない理由としては、
・皮膚の炎症の可能性
などが考えられているようです。
ただし、これはあくまでも「取るべき!」というお医者さんの意見が少ないという話です。
実は、へそのゴマはとっても汚いという事実がわかりました!
へそのゴマの正体は「自分の体の垢」がほとんど。
これに、自分の皮脂や汗、外部からはホコリや衣類の繊維などがついて混じり合い、塊になったものがへそのゴマ。
えー!垢だったのー!?
汚いものなのね、と思う人も多いかもしれませんが、もっと恐ろしいことが・・・
そのゴマと呼ばれる物体には、有害細菌が100万以上も存在していることもあるんだそうです。
ただし、この有害細菌は、通常であれば特に体に異変を起こすことはありませんよね。
多くのお医者さんが「取るべき」と思っていないところは、ここにあるようです。
逆に、爪などでカリカリしてしまい皮膚に傷がつくことで、細菌が入り込み炎症を起こしてしまうことの方が問題のようですね。
もしも自分で取る時は、ムリに取ろうとしたり固いものでガリガリ皮膚を傷つけないようにしましょう。
へそのゴマは自然と取れるのを待つ方がいい?
へそのゴマには細菌がいっぱい!
だけど、ムリして取ろうとすると、皮膚を傷つけることがあるので注意が必要です。
傷ついた箇所から細菌が入り込み、皮膚の炎症などにつながることがあるからです。
じゃあ、取らない方が良いの?というと・・・やはり、雑菌の固まりなので気になりますよね^^;
近年、耳垢は取らなくても自然と排出されるという話がありますが、へそのゴマも同じ?という考えも出てきませんか?
ですが、これは違います!
耳垢は耳の中を守る役割もしてくれていて、顔の動きによって徐々に入り口へ移動し排出されていきます。
だけど、へそのゴマは違っています。
垢や皮脂のように、体に不要なものにホコリなどがくっついたものなんです。
そして、これは蓄積されていくことが多く、長い間放っておくとガチガチに固まってしまうこともあるんだとか。
まれに、へそのゴマが皮膚にくっついたまま固まってしまうなんてこともあるようです。
何より、雑菌の固まりのようなものが皮膚についている状態ですから、傷などをつけていなくても皮膚が炎症を起こす可能性もあります。
おへその皮膚はとても薄いと言われています。
そのため、爪やつまようじなどのような固いものでカリカリすると、すぐに赤くなって皮膚が傷つきます。
ですが、皮膚が薄いがために、雑菌をくっつけておくだけでも炎症を起こすこともあります。
自然と取れることはほとんどないようなので、自分で定期的に掃除をしてあげる方がよさそうですね^^
へそのゴマは取るとどうなる?体への悪影響はある?
へそのゴマは、絶対に取った方が良いということはありませんが、ゴマ自体は体の垢などが混じり合ったもので、多くの細菌が潜んでいるとのこと。
この細菌が原因で、あの臭~いニオイがプンプンしてしまうんだそうです。
あまりにも溜まり過ぎるのは良くないそうですし、細菌がいっぱいというのは、やはり良い気持ちはしませんね(汗)
だけど、自分で取ってしまっても問題はないんでしょうか?
本当にお腹が痛くなったらどうしよう、なんて体への影響も気になりますよね。
おへそのゴマは自分で取っても大丈夫です。
取ること自体は体への悪影響はないと言われています。
問題は、その取り方なんです。
強く刺激を与え過ぎるとお腹に痛みを感じることがあります。
この痛みは、体の中にある腹膜が刺激されるために起こります。
腹膜というのは、内臓や腸などを保護するためにある薄い膜のことです。神経が集まっていて、とても敏感なんだそうです。
ゴマを取るために刺激してしまうことでお腹が痛く感じてしまいます。
また、腸などを守っているとはいえ腹膜はとても薄いので、腸までその刺激が伝わりやすいということもあります。
へその奥まできれいに掃除しようと力が入ってしまうと、腸が刺激され腹痛が起こることもあります。
下痢になったりしてしまうのには、こういった理由があるんですね。
なので、おへそのゴマを取る時は、体へ悪影響を与えないよう、やさしく掃除してあげる必要があります。
あとがき
おへその中って未知の世界というイメージがありませんか?
そんなの私だけでしょうか(^▽^;)
私のおへそは一般的(?)な縦長で、奥の方でふさがっている感じに見えます。
だけど、ここまで!という境目が見えないので、実はそのさらに奥は、内臓につながっているのかも?という感じに見えてしまうのです。
実際には、おへその奥は内臓へ直接つながってはいません。
ですが、薄い膜をへだてて内臓などがあるため、きれいにする時は力の入れ過ぎには十分注意した方が良さそうですね。
また、おへその皮膚は薄いので、爪でカリカリしただけでも傷がつきやすい場所です。
耳かきなどでほじるのは、やめておきましょう^^
めん棒を使う時も力を入れないように気をつけてくださいね。