近頃お掃除の強い味方と言えば「セスキ炭酸ソーダ」というのが有名ですね。
テレビやインターネット、雑誌などでも取り上げられていて、今まで王座に輝いていたように思われる「重曹」の影が薄くなったように思われます(笑)
でも、ちょっと待ってください!
セスキ炭酸ソーダは重曹に変わるものではないんです。
それぞれ特徴があり、活躍できる掃除の時も違っているんですよ。
セスキ炭酸ソーダと重曹の違いってどんなところ?
セスキ炭酸ソーダと重曹は実はどちらも同じ「アルカリ剤」です。
重曹がとても弱いアルカリ性に対し、セスキ炭酸ソーダは弱いアルカリ性となっています。
最近セスキ炭酸ソーダが注目を浴びているのは、
こんなことからなのです。
汚れ落とし効果が高いと知れば、
「じゃあ、これからはセスキ炭酸ソーダで決まり!」
と思ってしまいがちなのですが、重曹を使った方が良く落ちる汚れというものもあります。
重曹には研磨力があるため、
お鍋の焦げ付きを落とす時や、クレンザーの代わりとしても重宝します。
どちらも同じくらいの効果が見込めるのは「消臭」です。
洗濯機に洗剤代わりとして使うこともでき、臭くなったタオルのニオイもよく落ちます。
ただし、重曹は水に溶けにくい性質を持つので、洗濯に使うならセスキ炭酸ソーダの方が圧倒的に人気です。
スプレーボトルに入れて溶かす場合も、溶けやすいことからセスキ炭酸ソーダが最近はお掃除アイテムとして主婦の間で使われるようになっています。
⇒セスキを掃除に使う時の濃度は?安全に使える?使ったらダメな場所は?
セスキ炭酸ソーダと重曹のそれぞれの作り方
どちらもスプレーのボトルに水に溶かして作っておけば、いつでも使えるのでとっても便利ですね。
ただし、重曹の場合は水に溶けにくく、時間がたつとスプレーの入り口で固まることも多いようです。
作り置きをするときは少し少な目の量で作っておくようにしましょう。
『スプレーボトルに作る場合』
水500mlに小さじ1(5ml)を入れてよく振る
●重曹の作り方(濃度)
水100mlに小さじ1(5ml)を入れてよく振る
作り方といっても水に溶かすだけなので簡単ですね^^
『洗濯の時に入れる量』
水30リットルに大さじ1(15ml)
●重曹の量
水30リットルに大さじ3(45ml)
洗濯の場合も洗濯機に入れるだけで超簡単ですね^^
※洗濯の時にセスキ炭酸ソーダだけで洗う場合は、すすぎは1回で十分なので節水にもなります。
※一部の洗濯機(ドラム式など)で使用できないタイプもあります。説明書を事前に確認しておきましょう。
こうして見ると、重曹の方が量が多く必要ですね。
商品にもよると思いますが、私が住む地域のドラッグストアでは重曹の方が少し値段が安いようでした。
セスキ炭酸ソーダと重曹を掃除によって使い分ける
それぞれ持つ力に少しずつ違いがあるセスキ炭酸ソーダと重曹ですが、掃除をする場所によって使い分けるとあちこち家中をきれいにすることができますよ。
『セスキ炭酸ソーダが向いている掃除』
ガスコンロや換気扇などの油の多い場所
キッチンのヌメリのある場所
ドアノブや電気スイッチなど人の手が触れる場所
※水に溶けやすいので洗濯にも向いています。
『重曹が向いている掃除』
鍋やコンロなどの焦げ落とし
キッチンのシンクの水垢取り
セスキはタンパク汚れに強いので、人がよく触って手垢の着く場所や、Yシャツの襟の黒ずみにも効果を発揮します。
重曹は研磨力があるので、焦げ付きや水垢などを落とす効果が高いようです。
どちらもそれ以外の掃除にも安全に使えますが、手荒れの起こしやすい人はゴム手袋などをはめてお掃除するのがおすすめです。
セスキと重曹のように最近人気のクエン酸についてはこちらをどうぞ。
⇒クエン酸って何?掃除に使う物?食べれるの?
⇒クエン酸と重曹ではどっちが落とせる?襟・血液・シミ汚れ
まとめ
セスキ炭酸ソーダも重曹もどちらもアルカリ剤です。
重曹・・・とても弱いアルカリ性
セスキ炭酸ソーダ・・・弱いアルカリ性
スプレーボトルに作り置きをしておくと、日頃の家の中の掃除に便利に使えます。
重曹の場合はスプレーの口にカスが残って固まることがあるので、作り置きは少量にしておきましょう。
セスキ炭酸ソーダはタンパク汚れに強く、重曹は研磨力があるので用途に合わせて使うと、掃除や洗濯に頼もしい味方になってくれますよ。
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