かぼちゃといえば見た目にはっきりと「緑黄色」とわかる野菜ですよね。
栄養がたっぷりで体にいい、というイメージが強いという人も多いと思います。
そんな、体に良さそうなかぼちゃについて、
・どんな栄養があるのか?
・どのような効能があるのか?
・加熱すると栄養はなくなるのか?
などをご紹介したいと思います。
かぼちゃの栄養って実はすごいんです!
ぱっと見ると、完全な緑黄色野菜のかぼちゃ。
甘味があって色々な料理やお菓子の中にも入っていることも多いですよね。
体に良いこと間違いなしでしょ?と思うかぼちゃですが・・・
実際にはどんな栄養が詰まっているのか?というのを知っていますか?
かぼちゃにはどんな栄養(成分)が入っているの?
・β-カロテン
粘膜などの細胞を強くする・免疫力UPなど
・カリウム
体内の余分な塩分の排出など
・ビタミンE
抗酸化作用・血管の健康を保つ・血流改善など
・ビタミンC
美白や美肌効果・免疫力の強化など
・カルシウム
骨や歯の構成・身体の生理機能調整・精神の安定など
・食物繊維
便秘の改善・コレステロール低下や糖尿病予防など
・葉酸
免疫力の向上・貧血の予防・動脈硬化の予防など
・鉄分
貧血予防や疲労の回復・タンパク質の代謝を促進するなど
健康のために良いと言われる野菜はたくさんありますよね。
ですが、
かぼちゃのすごいところは、多数の栄養がバランスよく含まれているというところなんです。
それぞれの成分がお互いの力を引き出している、というものもあるんですね。
さらに、主な成分は上でご紹介しましたが・・・
これは、あくまでも「主な成分」です。
かぼちゃには、その他にも、
マグネシウムや亜鉛、リン、銅、ナイアシンなどなど。
ビタミン類では、C・Eのほか、B1・B2・B6・Kも含まれています。
大人の健康維持にも積極的に食べてほしい野菜ですが、育ち盛りの子供さんにも、ぜひ、かぼちゃの栄養を摂らせてあげてくださいね^^
かぼちゃの栄養にはどんな効能があるの?
かぼちゃには、たくさんの栄養素が含まれているのがわかったところで・・・
それぞれの栄養にはどんな効能があるの?というところもご紹介していきますね^^
「かぼちゃに含まれる栄養の効果効能」
・β-カロテン
β-カロテンは、強い抗酸化作用を持っています。
体の中で余分に発生してしまった活性酸素を除去する、健康や美容にも欠かせない成分です。
体の中で、その時の必要に合わせてビタミンAに変化するという性質を持っているため、体内で、β-カロテンとビタミンAの働きをしてくれるというすごい成分です。
年齢が上がることで伴う目の疾患の予防。
また、粘膜などの細胞を強くする効果から、口内炎など口の中のトラブル防止にも作用します。
免疫力を高める作用もあり、風邪を引きにくくする効果も期待できます。
・カリウム
利尿作用があり、摂り過ぎた塩分を体の外へ排出する効果から、むくみの予防や解消に効果的な成分です。
また、塩分排出作用から、高血圧の予防にもなります。
筋肉の動きを良くしてくれるので体力不足の予防にもなります。
過剰に摂取してしまいカリウムの血中濃度が極端に高まってしまった時には問題がありますが、体から失われやすい栄養素でもあるので、野菜などからできるだけ補給しておきたい栄養でもあります。
・ビタミンE
若返りのビタミンと呼ばれることもあるほど、強い抗酸化作用を持っています。
体内の余分な活性酸素を除去することから、肌や体の細胞の酸化を防ぎ、若さを保ってくれるといううれしい成分です。
美容面では、顔にできるシワやシミ。
健康面では、動脈硬化やガン、心臓病。
などを予防します。
また、血管の酸化も防いでくれる働きがあるため、血管機能を正常化し、血行を良くする効果もあります。
女性の更年期障害に対しても、症状を軽くする効果が期待できると言われるビタミンです。
・ビタミンC
抗酸化作用や、疲労回復・免疫力を高めるなどの効果がある成分です。
また、ストレスをやわらげる作用もあり、寝起きが悪い人の改善へも良いと言われています。
美肌にビタミンCがいいというのが有名ですが、他にも、貧血予防など、女性には特に摂取してほしい成分です。
ビタミンCは体内で合成することができないので、食事やサプリメントなどから、栄養素を摂るようにしましょう。
・カルシウム
骨や歯を作る材料として欠かせない成分です。
骨粗しょう症や高血圧予防、大腸がん発生リスクの低下作用などがあります。
神経を安定させる作用もあるので、イライラ防止にも効果のある成分です。
また、筋肉がスムーズに収縮するのを助けるため、筋肉の緊張状態をやわらげてくれる働きもします。
・食物繊維
便秘の改善に有名な食物繊維ですが、腸内の環境を整えることで、糖尿病や肥満予防などダイエット効果もある成分です。
コレステロール値の低下や高血圧の予防の効果もあります。
・葉酸
細胞分裂やDNAの合成に大切な成分です。
免疫力を高める作用があり、貧血や子宮頸がん、心臓病や動脈硬化などの予防効果があります。
また、男性の抜け毛や薄毛を改善する手助けもしてくれます。
食事から摂取しにくいと言われる成分なので、含有量の多い食材を利用し、積極的に食生活に取り入れるようにしましょう、
・鉄分
血を作ったり、貧血予防などの効果があります。
また、骨や歯を丈夫にする手助けをし、疲労の回復やタンパク質の代謝を促すなどの効果もあります。
含まれている栄養の効果効能を見てみると「かぼちゃってすごい!」とちょっと感動してしまうくらいですね(笑)
かぼちゃには、体を温める効果もあるんだそうですよ。
免疫力を高めたり、粘膜の強化作用なんかもあるの風邪を引きやすくなる冬にはとても良い野菜ですね。
また、食物繊維やビタミンなどが一緒に入っているので、便秘解消にも良い効果があります。
カロリーがちょっと高めなので、ダイエット中の人は食事から摂取するカロリーと合わせてバランス良く食べるようにしてくださいね^^
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かぼちゃの栄養は加熱するとなくなる?
かぼちゃに含まれる栄養の種類や、それぞれの効果効能がわかったところで・・・
やっぱり、野菜といえば気になるのは「加熱で栄養が減る?」ということですよね。
かぼちゃの食べ方には、
焼く・煮る・蒸す・揚げる・電子レンジでやわらかくするなどがありますが、熱を加えることで、せっかくの栄養もなくなってしまうんでしょうか?
かぼちゃの栄養は加熱でなくなる?
かぼちゃは、過熱に比較的強い野菜です。
比較的、というのは、熱に強い成分と弱い成分の両方が含まれているからです。
β-カロテンやビタミンEなどは、単体で摂取するよりも、油と摂ることで吸収率が高まる成分です。
そのため、揚げたり炒めたりするときに使う油と相性が良く、加熱調理をして摂取する方が、効率よく成分を体に取り入れることができます。
ですが、かぼちゃの成分の、水溶性のビタミンや食物繊維などは水に溶けだしてしまうという性質があるため、茹でると栄養素が流れ出てしまいます。
茹でるよりも蒸して調理したり、炒める、焼く、揚げるなどの方がかぼちゃの栄養分を多めに残すことができます。
あとがき
かぼちゃの栄養について、いかがでしたか?
思った通りだったという人もいれば、想像以上の栄養があるのね!という人もいると思います^^
私がちょっとおどろいたのが「葉酸」の成分が入っているということで、さらに、その葉酸が「抜け毛予防」にもなるということです。
実は、私は薄めためんつゆでかぼちゃを茹でて食べると、数日後にはいつも便通が良くなるんですよね。
毎日食べるのと飽きてしまうのが難点ですが、食べている間は快便!
ということで、今まではかぼちゃは私が主に食べていたんですが、今後は、我が家の旦那様にもたくさん食べてもらおうと思います(笑)