時々、じゃがいものが緑色になっているものを見つけることってありませんか?
この変色したじゃがいもって、普通に料理に使って食べても大丈夫?
とちょっと不安になりますよね。
我が家でもつい最近見つかったのです!
中まで緑色のじゃがいものが・・・
このまま食べても大丈夫なのか?
というところをしっかり調べたので参考にしてください。
じゃがいものが緑色に変色していた!
じゃがいもが緑色になっている、といえば普通は皮が変色しているイメージでしたが、我が家で見つかったのは、中だけが緑色のじゃがいもでした。
こつらは普通のじゃがいもです。緑色のじゃがいもと比べてみると明らかに色の違いがわかりますね。
中が緑のじゃがいもは、皮はきれいでした。写真では少し濃い色をしていますが、これは土が少し多めに残っている色です。
なので普通に料理に使おうと思って皮むきをしてみると中が緑色で・・・
あれ?と思ったものの、一度は鍋の中に入れてしまったんですよね。
ですがその直後、何かがひっかかるような気分だったのです。
・・・前にテレビか何かで見たような?
「緑色のジャガイモには毒がある」
みたいな言葉が頭の中にパッと浮かんできました。
そこで、慌ててお鍋から取り出したのがこちら。ちょっと写真では見えにくいのですが、中心部まで緑色になっている箇所がけっこうあります。
このまま使って良いのか不安になり、食べられるかどうかを調べました!
じゃがいものが緑色になったものは食べられる?
緑色になったじゃがいものは、食べられるかどうかというのがちょっと悩んでしまう点ですよね。
鮮度が悪いだけなら、腐っているわけでもないですし、このまま使っちゃおうかな?と思うところですが、少し不安が残りました。
そして調べてみたところ・・・
じゃがいも自体や皮が緑色になっているのは
やはり、毒を持っているからでした。
じゃがいもの毒といえば芽の部分が一般常識のように知られていますよね。
ですが、
緑色になってしまった部分にも多く含まれているので、これは食べないよう気をつけましょう。
緑色の部分はすべて取り除く必要があるので、中まで達しているじゃがいもは食べない方が良いようです。
ジャガイモの芽(芽とその芽の根元)や、光に当たって緑色になった部分には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらの部分を十分取り除くことが大切です。
また、家庭菜園などで作られた未熟で小さいジャガイモは、
全体にソラニンやチャコニンを多く含んでいることもあるので、注意が必要です。<取り除き方>
1) ジャガイモの芽を根元を含めて完全に取り除く(多少皮より内側の部分も含めて多めに除く)
2) ジャガイモの皮をむく。特に、緑色になっているジャガイモは、皮を深くむく(皮より内側の部分も含めて緑色になっている部分は全て除く)
出典:農林水産省ホームページ(http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin.html)
ソラニン・チャコニンというのは天然毒素の一種です。
●じゃがいも自体を茹でても分解されないため、毒素量は減らないとのこと。
●高温で揚げた場合は分解され量が減りますが、緑色の部分を取り除かなければダメだそうです。
この毒素をたくさん摂取してしまうと、吐き気や嘔吐、下痢、または頭痛やめまいなどの症状が現れることもあります。
実際に食中毒も出ているため、軽視せずに、じゃがいもの芽と緑色の部分はしっかりと取り除いてから調理してくださいね。
関連記事じゃがいものが緑色になったものを食べてしまった場合
もしも、じゃがいものが緑色になったものを食べてしまった場合の対処法です。
じゃがいもの芽や緑色の部分には毒素があり、大量に食べてしまうと食中毒の症状が出る場合があります。
「吐き気・嘔吐・下痢・頭痛・めまい」
これらの症状が出たらすぐに病院へ行きましょう。
じゃがいものを食べたことによる食中毒症状は、小学校の調理実習でも何度も発生しています。
茹でたら大丈夫?というイメージがありますが、十分に気をつけるようにしましょう。
じゃがいものは芽が危険だという認識の人が多いですよね?
私もその一人でした。
あまり知られていない「緑色の毒素」ですが、じゃがいものを食べる時は緑色にも注意するようにしましょう。
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緑色のじゃがいもの話まとめ
じゃがいもが緑色になった部分には毒素が含まれていて食中毒の危険があります。
皮が緑色の場合は厚めに皮を向いて食べるようにしましょう。
茹でたりしても毒素の量は減らないため、中まで緑色になったじゃがいもは食べないようにしましょう。
食べてしまったときは、吐き気などの中毒症状が出ないかをよく観察し、もしも症状が現れた場合はすぐに病院へ行ってくださいね。