畳でよく見かける白い小さい虫の正体はダニ?退治するには?

生活

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畳の上を白い小さい虫が歩いている!

よく見ると畳の上に置いている物に、同じ虫がたくさんついていて気持ち悪い。

なんてことはありませんか?

小さいと言えども虫は虫。
気持ち悪くて放ってはおけないですよね。

「畳の上=ダニ」だとは思っていませんか?

違う虫の可能性がありますよ。

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畳の上でよく見る白い小さい虫の正体は何?

思わずダニ?と思ってしまう畳の上にいる虫。

 

白くて小さい虫でしたら、その正体は、

チャタテムシの可能性が大きいです。

 

何それ?と、初めて名前を聞く人もいるかもしれませんね。

ちょっと変わった名前ですが漢字では「茶立虫」と書きます。

小さな白い体なのでダニと間違えられやすく、湿り気のある木(窓枠や食器棚中の奥、押入れの隅っこ)などに集まっていることも多い虫です。

 

チャタテムシはとっても多くの種類がいて、色が白の他にも薄いベージュなども存在します。

家の中だけではなく外にもいたる所にいるんですよ。

外にいる多くのチャタテムシは翅を持つものが多いんです。

 

また、畳や湿気のある木以外にも、本や段ボールなどの紙がある場所にもよく見かけることがあります。

本の中にいる小さい虫って何?

木についている小さい白い虫は何?

こういった所で発見した小さい虫は、ほとんどがチャタテムシと考えてよさそうです。

 

チャタテムシの体の特徴

・体の大きさは1mm前後のものが多い

・白、淡黄色(薄い黄色やベージュのような色)
褐色や黒、まれに赤い色のものも

・家の中にいるものはほとんど翅を持たない

白い虫と見る人もいればクリーム色?と見る人もいます。

家の中で目に見える小さな虫(1mmくらい)でしたら、チャタテムシと考えてよさそうです。

 

家の中によくいるダニでは「コナダニ」が白い色なので間違えやすいです。

コナダニは砂糖や小麦粉などの食品からも発生します。

なので、食器棚の中で見つけることもあるダニなんですね。

畳床に大発生することもあるので、チャタテムシと生息場所がちょっと似ていて、間違えやすいのですが・・・

 

違いは、大きさで区別しやすいです。

チャタテムシは1mmくらいなので、白い点のように肉眼で見えやすいですが、

コナダニは0.3~0.5mmくらいでもっと小さく、1匹だけだと見つけにくい虫です。

 

チャタテムシがいない家はない、と言われるほどどこにでもいる白い小さな虫。

でも、大量発生はいやですよね。
できれば1匹も見つけたくないものです^^;

特徴を知って、家の中に増やさない対策をしましょう。

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白い小さい虫 チャタテムシの特徴

畳の上で見かけるダニのような小さい白い虫ですが、1mmくらいの大きさでしたらチャタテムシの可能性が大きくなります。

 

チャタテムシが最も好物としているのが「カビの菌」です。

ですが、雑食なのであらゆる物をエサとして生きています。

・カビなどの菌類
・人の体から落ちる皮膚やフケ
・古い本の紙や製本に使用されている糊
・ペットのエサ
・観葉植物のかけら
・乾燥麺類

などなど、エサとできるものはまだまだあります。

 

発生しやすい場所としては、

・畳の裏
・本や本棚
・食器棚
・押入れの隅っこ
・段ボール
・新聞など古い紙

といった場所になります。

 

そして、湿度が70~98%で、温度が18~35℃で増殖します。

高温多湿で大好物のカビ菌がある場所だと、大発生することもよくあります。

畳の上でよく見かけるという理由は、
湿気が多いと畳床にカビが生えやすいからなんです。

チャタテムシにはうれしい条件がそろっているということですね。

 

そして、体がとても小さいので畳のすき間などから出入りも自由なんです。

色・大きさ共に特徴が同じで畳の上を歩いていたら、まずチャタテムシと真っ先に疑うのが正しいようです。

 

(参考)
意外なことに新しい畳に出やすいそうです。

え?って思うかもしれませんが、新しい畳は呼吸をしているため空気中の水分を吸い、湿度が高くなってしまうんだそうです。

これがチャタテムシには住みよい場所となり、カビが生えた時には繁殖量が多くなってしまいます。

逆に、古くなった畳は呼吸をしないので、虫やカビの発生は少なくなるそうです。

参考サイト:http://www.ne.jp/asahi/ttm/arai/cyatatemusi.htm

 

新しく建てた家に引っ越したばかりなのに、白い小さい虫を見つけてショック、なんてことはありませんでしたか?

新築の家は新品の畳を敷いていることと、引っ越しに使ったダンボールなどからチャタテムシが運ばれ、畳の上で発見!なんてことになるようです。

存在しない家はないと言われるくらいなので、新しい家でもチャタテムシはどこかに潜んでいます。

 

害のない虫とされてきましたが、最近では、死骸や糞が細かくなったものを知らずに吸い込んでしまうことで、アレルギーの原因になる、ということがわかってきています。

ですがダニや蚊のように噛んだリ刺したり、血を吸ったりという直接的な害はないので少し安心ですね^^

 

ただし、チャタテムシはダニ類に捕獲されます。

このことからチャタテムシが増えるとダニも増える、ということになりますので間接的な害があります。

あとは、食材に発生してしまっている時ですね。食害があるので、気づかずに食べてしまわないように気をつけましょう。



畳の上にいる白い小さい虫の退治方法は?

畳の上で見かける小さい虫は、チャタテムシというのがわかったろころで、退治・予防対策の方も確認してくださいね。

 

畳に発生した時は?

見つけた時は掃除機で吸い取ります。

小さい体なので部屋の中で駆除するときは、粘着テープで取る方がよいとされています。

これは、掃除機の排気からチャタテムシが出て、部屋の中にまき散らさないようにするためなのですが、畳の場合はすき間に入り込んでいるので、掃除機をかけて取るようにしましょう。

 

その後、固く絞った雑巾で拭き掃除をします。

水気を畳に与えないように、洗濯機で脱水したくらいの水分が少ない雑巾で拭くようにしてくださいね。

これを継続していくと徐々に量は減っていってくれます。

 

即効性のあるものではスプレータイプのエアゾールもあります。

細長いノズルで、畳のすき間にもシュッとひと吹きできるので便利です。

 

また、粘着タイプのシートもあります。

こちらはダニ対策シートとして人気の商品ですが、チャタテムシがいる環境にはダニも生息しますので、粘着に両方がつかまってくれると助かりますね^^

新しいダニ対策!【ダニピタ君】

 

もしも畳の表面にカビが生えてしまった時は、消毒用のエタノールを使って除菌しておきましょう。

あまりにも量が多く毎日見かける。
部屋の中の他の場所にもたくさんいる。

こんな時は、煙を出すタイプの(バルサンなど)殺虫剤で駆除するという方法もあります。

※成長には効果がありますが卵には効かないそうですので、卵からかえる頃(1週間~10日くらい)に再度行うと効果的です。

 

チャタテムシは

・湿度が70~98%
・温度が18~35℃

の場所で増殖し、ひどい時は大量発生してしまうことがあります。

つまり、高温多湿の場所を好み、エサがあるところに多くなってしまうということなんですね。

 

なので、部屋の中の環境を整える必要があります。

「窓を定期的に開けて風を通す」という、カビを生やさない環境作りが大切です。

家の中の全滅は難しい虫ですが少しでも増殖させないことが、チャタテムシを減らすことにつながってくれますよ。

 

部屋の湿度を上げ過ぎないように、湿気の多い時期には除湿機などを使って、部屋に湿気を多くしないようにしましょう。

窓を開けることが出来ない時は、扇風機の風を利用するのもいいですね。

押入れや食器棚など湿気がこもりやすく、チャタテムシが発生しやすい場所に風を送るようにします。

 

畳の裏側は湿気がたまりやすい場所です。

少し持ち上げて端の方の下に物を置き、空気を通してあげるだけでもずいぶん違います。

その時、できれば扇風機の風や、ドライヤー、除湿機の後ろから出る乾いた空気を、当ててあげると湿気を飛ばす効果がさらに高まりますよ。

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あとがき

畳の上で発見した白い小さな虫は、白っぽくて1mmくらいの大きさのものはチャタテムシです。

ダニと間違えられやすいですが、家の中に多い白っぽい色のダニはコナダニのことが多く、こちらは大きさが0.3~0.5mmくらいなので、1mmのサイズがあればチャタテムシの可能性が高いです。

 

カビを主なエサとしていますが、雑食のため家の中の色々な場所に生存しています。

死骸や糞が細かくなると部屋の中に舞いやすく、アレルギーの原因ともなりますが、ダニのように噛んだリ直接的な害はなく、あまり恐れることもないので安心してくださいね。

 

エサになるカビが発生しやすい場所などを確認し、チャタテムシの生存しにくい部屋の環境に整えましょう。

畳の上で見つけた時は掃除機で吸い取り、しっかりと固く絞った雑巾でていねいに拭きます。

カビが生えてしまっていたら大好物でチャタテムシを呼んでいるようなものです。

拭き取った後に消毒用のエタノールで、除菌をしておくようにしてくださいね。

 

どこの家にも必ずいて、全てを退治してしまうのが不可能と言われている虫です。

ですが大量発生なんていやですよね。
室内は風通しを良くして、湿度が高くならないようになど対策を行ってくださいね。

 

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