夏になると決まって出てくるいや~なコバエ。
気が付いたら大量に発生していた!なんてことはありませんか?
ところでこのコバエってどこから発生してどうやって繁殖して増えるのか知っていますか?
発生する原因を知って、家の中にコバエを出さないようにしましょう。
退治方法も一緒にご確認ください。
コバエはどこから発生して家の中に出てくるの?
家の中をブンブン飛び回るコバエ。
「どこから発生してきたのよー!」とイライラしてしまうことはありませんか?
コバエは体が小さい虫なので、網戸の網目をすり抜けて入ってきたり、扉や窓の開け閉めの時、スッと入り込んできます。
小さくて気が付かないことが多いですが、帰宅時に自分と一緒に入ってきてしまうこともあります。
キッチンに立っている時やテレビを見ている時などに、ふっと目の前を横切って気がつくことが多くないでしょうか?
一度発見してしまうと妙に目について、気になってしょうがない虫でもありますよね^^;
コバエは体長が1mmから5mmくらいの小さなハエの俗称で、発生する場所によって種類が異なっています。
たとえば、家の中で見られるのは主にショウジョウバエで、黒ショウジョウバエか黄色ショウジョウバエのことが多いです。
日本では約250種類もが確認されているそうですよ。
ショウジョウバエは、生ものや熟した果物が大好きです。
バナナやマンゴーなど果物の追熟のためにキッチンなどに置きっぱなしにすると卵を産んでしまうことがあります。
また、湿気のある場所を好むチョウバエもいます。
こちらは日本国内には約60種類が確認されています。
主に見られるのはオオチョウバエとホシチョウバエで、浴室やトイレなど、日陰で湿気が溜まりやすい場所を好み、排水溝に溜まっている石鹸カスやヘドロを餌として繁殖します。
お風呂場でよく見かける時はこの種類のハエのことが多いです。
コバエの繁殖力はとても強く、25℃の環境下では卵から1日で孵化し約1週間で成虫になります。
寿命は約2週間ですが、この間に2回から3回産卵し1回に200個以上産むと言われています。
1匹が200個の卵を産むわけですから、全てが成虫にならないとしてもすごい数ですね。特に屋内の場合には天敵がいないので、繁殖率が高くなってしまいます。
コバエを屋内で繁殖させないためには最初の1匹を持ちこまないことですが、シャットアウトするのはなかなか難しいことです。
少なくとも繁殖させないためには、生ごみ・熟した果物・食べかけの食事や汚れた食器を放置しない。
浴室やトイレの換気をよくするなどで、産卵しにくい環境を作るようにしていきましょう。
コバエはどうやって繁殖しているの?気が付くと大量に!
家の中で見つけたコバエをそのままにしていたら、あっちにもこっちにも・・・大量のコバエが!!
というのも、みなさん経験があると思います。
あっという間に増えるコバエ。どうやって繁殖しているんでしょうか?
コバエは1匹のメスがいた場合、2週間もすれば約500匹に増えてしまうほど高い繁殖力を持っています。
これは恐ろしい数ですよね^^;
必ずしもでないにしても、あっという間に大量に増えてしまうことがわかりますね。
繁殖しやすい環境は生ごみ・熟した果物、湿気の多い浴室・洗面所やトイレです。
生ごみのなかでもイーストのニオイを好む傾向にあるので、発酵臭があればさらに引き寄せられる確率が高くなります。
最も好んで繁殖するのは熟したバナナで、おいしい食べごろになるまで常温で追熟させようとすると、この頃にはコバエの繁殖の温床となっていることがあるので注意してくださいね。
室温が常に25℃を越えてるような環境では、できるだけ冷蔵庫に保存したほうが安心です。
この他、ぬか床を常温保存している場合、ふたの閉め方が甘かったりするとコバエが繁殖しやすくなります。
ビールやワインを飲んだ瓶や缶を洗わずに屋内においている場合も産卵場所としてはコバエに好まれます。
このように、飲み食いする物のところで繁殖しやすくなってしまうんですね。
ですが、キッチンや食べ物のある場所だけではありません。
浴室・洗面所やトイレなどの湿気の高い場所で飛んでいるのをよく見かける、ということも多くはないでしょうか?
こういった場所も格好の繁殖場所となっているんです。
コバエは、湿気と灯りの温度に引き寄せられる習性があり、排水溝の汚れなどを餌として繁殖する習性があります。
戸建ての場合には排水溝の洗浄をすればある程度は繁殖が抑えられますが、集合住宅の場合には、他の排水管や住宅によって繁殖したコバエが入り込んでしまうケースもあります。
コバエは、初めはたった1匹でも、エサ場を発見すればすぐに卵を産み付けてしまいます。
特に屋内では天敵の心配がないので、繁殖し放題になってしまうのです。
どうして急にコバエが増えたの?という時は、家の中のこうした場所に卵が産みつけられているのかもしれません。
関連記事⇒家の中のハエはどこからやってくる?発生源や駆除法、対策などについて
コバエが家の中に出た時の退治方法
コバエは繁殖力がすごいというのはお分かりいただけたと思います。
なので、1匹発見したらできるだけ早く、何かしらの方法で退治していくのが大量発生させないことにつながります。
コバエ退治には市販のスプレーや散布剤は効果がありますが、赤ちゃん・高齢者・ペットがいる家では影響が心配ですね。
そのような場合には、めんつゆトラップというものがあります。
これだけで飛んでいるコバエを退治することができます。
また、めんつゆをビールに代えても同じような効果があると言われていますので、一度試してみるのもいいと思います^^
これは、ニオイにつられてきたコバエの体に、洗剤の界面活性剤が触れることで退治へとつながります。
もしも、コバエが全然寄ってこないという場合は、臭いが少ない可能性があります。
めんつゆの量を増やしたり、お酢を加えたり、液体自体を少し多めにしてみて調整してくださいね。
また、家の中一か所だけに置くのではなく、数か所に置く方がつかまる確率も高くなります。
ちょっと面倒だったり、めんつゆがこぼれそうで気になるという場合は、市販のコバエ取りを置いてみるのも良いと思います。
コバエ取りにも種類がいろいろあるようですね。
ほとんどがドラッグストアやホームセンターで売っていると思いますのでさがしてみてくださいね^^
浴室で発見した場合には、すかさずシャワーで流してしまえば退治ができます。
また、浴室の場合ですとスプレーを吹きかけても、換気扇やお湯で流すなどの対応ができるので、シューっとやっつけて一気に退治するのが簡単です。
ですが、トラップをしかけている以外の場所に卵を産み付けられてはどんどん増えてしまうばかりです。
コバエが家の中を飛んでいたらまずは家の中の掃除をしましょう。
食べこぼしやパンやお菓子のカスが部屋にあると、コバエがたかりやすいだけでなく卵を産みつける格好の場所になります。
食べかけのお菓子はそのままにせず、すぐに封をしてしまいましょう。コバエの発生しやすい時期には、冷蔵庫の中に入れてしまうというのも良いと思います。
キッチンの生ごみはふた付きのゴミ箱の方がコバエが寄りにくくなります。シンクにゴミを残さないなどにも気をつけましょう。
排水溝にはも食べ物のカスが残らないように気を付けてくださいね。専用の洗剤などを利用しておくこともコバエ発生を抑える効果があります。
浴室・洗面所・トイレのような湿気が溜まりやすい場所も要注意!
浴室内に石鹸カスを残さない、排水溝の洗浄をするなどが効果的です。
しっかりお掃除をして、パイプの中も定期的に専用洗剤でヌメリを取るようにしてくださいね。
コバエは家の中から自然に湧くことはなく、最初の1匹は外からの侵入だと言われています。
玄関や窓を開けるときには、網戸や目の細かいカーテンをするなどで侵入を防ぐことも大切です。
網戸の一部が破れていたりするとコバエの侵入が増えますので、一度点検してみてくださいね。
関連記事こちらもご参考にどうぞ⇒コバエの嫌いな臭いと好きな臭いは?自分に寄ってこないためには?
あとがき
いかがでしたか?
コバエが家の中に現れたり、大量発生する理由がお分かりいただけたでしょうか?
1匹しかいなかったはずのコバエが、数日後には何十匹にも!とびっくりしたことのある人も多いですよね。
私も夏の間に数回はこんな経験をします^^;
見つけるたびにスプレーをまき散らすのもいやなので、退治するのも大変、というのがコバエですね。
めんつゆを使ってトラップを仕掛けるのもいいですし、面倒な人は市販のコバエホイホイを設置するのも良いと思います。
ただし、いくらコバエをつかまえても、食べ物などが部屋の中に放置されていると、次々に卵→誕生・・・という具合に増えていってしまいます。
部屋の中や排水溝などもしっかりお掃除するようにしてくださいね。