お刺身を買うと決まって入ってくる、ヒモのように細く切ってある大根。
これって何て言うの？
とちょっと気になりませんか？
実は、刺身パックに入っている大根には、ちゃんとした呼び名があるんです。
その名前や入っている意味は？
などをご紹介していきます。
スーパーで買った刺身パックに入っている大根の名前はなんて呼ぶの？
細長く切った大根？
千切りにしてある大根？
スーパーで刺身を買った時に入っている大根って何て言うのかなと気になってはいませんか？
この大根の名前は
「つま」
と言います。
ただし、「つま」というのはこの千切り大根に限っているわけではありません。
薬味や辛み、剣など、お刺身に添えられているもののことをひっくるめて「つま」と呼ばれています。
細切りにしている大根そのものは本来「剣(けん)」と言います。
これは、人参などでもそうですが、剣のように細くするどく切ってあることから（本来は先を尖らせて切るそうです）呼び名がついているそうです。
白髪大根と呼ぶ人もいるようですね。
これは地域柄なのか良くわかりませんが、一番わかりやく、しっくりくる呼び名だな～と思いました。
ですが、会話の中で白髪大根と言っても、あまりわかる人がいないかもしれません（汗）
刺身についてくる細切りの大根は、正しくは剣と呼ぶようですが・・・
一般的には「刺身のつま」と呼ぶ人が多くなっています。
お刺身に添えられているものを総称して、つまと名前がついているので、細切り大根をつまと呼ぶのも間違いではないですし、人との会話の中では、この呼び名の方が通用しやすいかもしれませんね。
「つま」という名前の語源には、
・妻
主体となっている刺身のそばにある大根を、主人にいつも寄り添っている奥さんに見立ててつけられた名前。
・褄
端という意味合いを持つ文字で、刺身の端にいつも添えられていることからつけられた名前。
という２つがあります。
刺身のパックや盛り合わせには、たいてい下に大根が敷いてありますが、大根は殺菌作用などのためにも入れられているので、下に敷かず、横に添えられていることもあるようです。
刺身パックに入ってくる大根に意味はあるの？
刺身に大根(つま)を一緒に盛り合わせていると、見た目のボリュームも違いますし、刺身の色が引き立てられて鮮やかで美味しそうですよね＾＾
だけど、この大根・・・
単なるお飾りではないというのを知っていますか？
意味があって、刺身パックの中に一緒に入ってくるのです。
刺身パックの中の大根の意味は？
大根には殺菌や防腐作用があり、食あたりの予防に役立ってくれます。
この殺菌や防腐などの作用は、大根を、切る・すりおろすなどで活性化すると言われています。
そして、水分を吸収しやすいという大根の性質から、刺身の水分を吸収して鮮度を保ってくれる働きもしています。
大根のつまといえば刺身の下に敷いてあるように入っていることがほとんどですよね。
実はこれにも意味があります。
大根が吸収しきれなかった水気をお皿へ流すための役割も行ってくれているのです。
このようにして、大根のつまは、刺身を引き立てながら鮮度を保ち、私たちの食あたり防止の手助けまでしてくれているという・・・
すごい野菜なんです＾＾
スーパーで買う刺身パックに入ってくる大根意外のもの
盛り合わせの刺身パックをスーパーで買うと、お決まりの大根の他にも、別の「つま」が入っていることはありませんか？
海藻や大葉などが入っていて、刺身の盛り合わせをさらに豪華にしてくれていますよね＾＾
刺身の短冊を買って自分で切る場合、お皿のはじっこに添えて、見た目にもきれいな盛り合わせを作ってみてくださいね。
刺身のつま 大根意外のもの
・とさかのり（赤・緑色など）
・海藻クリスタル
・花穂ジソ
・穂ジソ
・紅たで
・みょうが
など。
こういった食材が大根と一緒に添えられていることが多いです。
大根のそばに添えてあげると、それぞれの食材の色がさらに鮮やかになり豪華な刺身の盛り合わせができます＾＾
来客へのおもてなしや、誕生日やお正月など、ちょっとした機会に大根意外のものも、お刺身のつまにしてみてはいかがでしょう？＾＾
あとがき
スーパーで刺身パックを買った時に入っている大根の名前は「つま」と言います。
語源は２種類あると言われていますが、個人的には、「旦那様にそっと寄り添う妻」というのが良い感じです＾＾
なぜ入っているのか？と不思議に思っている人も多いかもしれませんが、きちんと意味のあるものだったんですね。
また、刺身のつまには大根の他にも、海藻や花類などもよく使われています。
自宅で刺身を食べる時、ちょっと添えてみるのもいいですね＾＾
